#苫米地英人 #超情報場仮説 と #ホメオスタシス
まず「僕のコメント」
何年かサイエンスと関わった人なら
理解可能だと思います。
大変興味深い内容です。
読んでいただければ幸いです。
ただ理解できる能力と
人に説明できるという能力は
別の能力だと思います。
僕は人に説明するのは苦手です。
苫米地英人博士のtwitterにダイレクトメッセージ
を送るなり
youtubeでの会員になられたら
いいかもしれません
そしたら博士は説明してくださるかもしれないですね。
終わり。
「アメーバブログ - オズの魔法使いのコーチング」様より
シェア、掲載。
ありがとうございます。感謝です。
オズの魔法使いのコーチング「Et verbum caro factum est]
故ルー・タイスの魂を受け継ぐ魔法使いの一人として、セルフコーチングの真髄を密かに伝授します
ホメオスタシス仮説方から超情報場仮説へ 情報と生体反応の関係
2014-07-06 16:29:25
2014年サッカーワールドカップでのブラジル対チリの試合は息詰まるPK戦となりました。
糖尿病を持つ60歳台のブラジル人男性の某さんは、バーのテレビで観戦応援中にPK戦となるや心臓発作を起こし、母国の勝利を知ることなく不幸にして亡くなりました。
息詰まるPK戦の重圧で、体調を崩すブラジル人が多数いたと、ニュースは伝えています。
ニュースを聞いた世界中の人の反応は「そんなこともあるだろう」と、経験的に当たり前な出来事との認識ではないでしょうか。
しかし考えてみれば不思議な現象です。
サッカーに試合に勝とうが負けようが、生物としての某さんの生存には何ら影響はないはずです。
ました某さんは試合の当事者でもありません。
試合の生中継であっても、テレビの2次元画像は仮想現実(バーチャル・リアリティー)に過ぎません。
仮想世界が生体へ影響を及ぼす、しかも生命を奪うほどの強い影響のメカニズムは、現代科学でも仮説レベルです。
先ずは「ホメオスタシス仮説」です。
(苫米地英人著、「洗脳原論」より引用)
ここで、なぜ変性意識下において、仮想世界がリアリティーをもって眼前にひろがるのか、そのメカニズムを解く仮説を論じていこう。
それは、人間の内外の環境変化に関わらず、生理的性質を一定に保とうとする恒常性機能、ホメオスタシス(homeostasis)と関係があるものと考える。
もともとホメオスタシスは、生体と物理的環境の関係におけるフィードバック関係において、気温が上がれば発汗するなどの作用で生体の恒常性を維持し、それにより生体の正常性を保つための、生物の自律的なメカニズムを指す言葉である。
しかし、どうやら人間は、脳機能の進化により、本物の外的物理的環境ではない、触れることのできない想像上の環境、すなわち仮想的な世界(仮想現実世界)に臨場感を感じ、生体レベルで恒常性維持のフィードバック関係を築くことができるようになったらしい。
映画をみていると手に汗を握るのは、まさにこれである。
認知科学の用語では内部表現というのだが、記憶や現在の思考、概念などの抽象的情報を含む心的な自我の表現と、これに対応する外部的に自分をとり巻く環境(物理的現実世界もしくは仮想現実世界)とのあいだで、ホメオスタシス・レベルのフィードバック関係を成り立たせる能力が人間にはあるのだ。
外部からの刺激を、頭のなかのスクリーンに映しだす内部表現は、外的な環境が変化するのに合わせて、みずからの情報内容を刻一刻と更新するわけであるが、たとえ外的な環境が本物の物理環境ではなく、映画や小説などの仮想的な環境であったとしても、一度臨場感のあるフィードバック関係が成立していれば(要するに映画に熱中していれば)、外的な環境における状態変化が生体レベルまで、フィードバックして影響を与えてしまうのである。
(引用終了)
ホメオスタシスとは簡単に言えば「環境変化に対応する生体反応」です。
変化がなければ反応もありません。
そして脳の進化により「環境」とは、物理的世界か仮想世界かは問わなくなり、臨場感を感じる「環境」の変化に反応するようになったとの仮説です。
誤解していけない点は、心的な自我の表現(内部表現)は脳の働きによるものなので、生体反応に含めていることです。「脳(身体/物質)と心(精神/情報)は同じもの」が、この仮説の前提です。「脳と心」の違いは、同じ生体反応を記述する視点(抽象度)が違うだけです。
テレビ中継の2次元画像に臨場感を感じていれば、画像の情報更新に対応する生体反応が、あらゆる視点(抽象度)で表現されます。
心的な視点(抽象度)での表現を言語で記述すれば「致命的事態」となるでしょう。それは脳内物質の視点(抽象度)ではアドレナリン等の分泌と表現され、自律神経の視点では「交感神経亢進」、心臓のレベルでは「心拍数の増加」と表現されます。
心拍数の増加には、心臓の筋肉への血液供給量の増加が必要です。糖尿病を持つ某さんの冠動脈(心筋への動脈)は、必要な血液供給ができなかったという訳です。
ホメオスタシス仮説によりフィードバックとしての生体反応の説明はつくとしても、重大な問題が未解決です。仮想世界に如何にして臨場感を持てるのでしょうか。
ファンクショナリズムでは脳の情報処理を「刺激(入力)を反応(出力)に変換する関数」とみなします。ホメオスタシスを記述すれば、「外部環境(の変化)→関数→生体反応」となります。
仮想世界を、現実の外部環境(物理的空間)に変換する関数があると仮定すると
「仮想世界→関数2→物理空間→関数1→生体反応」となります。某さんの例では
「テレビ画像→関数2→物理的臨場感空間→関数1→心臓発作」
これで目出たく解決ではありません。仮想世界は誰が作ったのか、関数2でどうして臨場感を感じるのかが未解決です。
この考え方では、物理世界に近似した仮想世界ほど臨場感が高いことになります。そのように考えて、ハイビジョンや3D技術が研究されました。
思考実験として某さんのいたバーに、未来型ウルトラハイビジョン3Dテレビを持ち込んで野球中継を流してみましょう。
するとバーにいた全ブラジル人は3D野球中継を無視して、2次元画像のサッカー中継に集中したと推測されます。日常経験からすると、近似技術と臨場感は必ずしも相関しません。
文字だけの小説の世界に引き込まれたり、つまらないアクション映画より抽象的な一人演劇芸術に臨場感を感じることもあります。
臨場感の問題は置いといて、誰かが作った仮想世界ということを含めると、
「現実世界→関数3→仮想世界→関数2→物理空間→関数1→生体反応」、某さんでは
「現実サッカー試合→関数3→テレビ画像→関数2→物理的臨場感空間→関数1→心臓発作」
はっきり言って複雑怪奇、訳分からなくなりました。
そこで「超情報場仮説」の登場です。
苫米地英人博士は喝破しました、「物理的現実世界が実在している前提が間違いである」と。
さながらアインシュタインが「絶対時間・絶対空間の前提が大間違いで、時空は歪んでいる」と喝破した如くにです。
(苫米地英人著、「認知科学への招待」より引用)
私の仮説は、「この世は3次元空間ではないのではないか」というものです。3次元空間よりも高い次元の空間なのではないかということです。
なお、いま「空間」という言葉を使いましたが、この言葉はそれだけで「3次元」の意味をも含む(「空間=3次元」と捉える人も多い)ので、混乱しないように「場」という言葉に換えておきたいと思います。
最初からこの世、この宇宙は3次元より高い抽象度を持った「場」なのでないかということです。
そう考えると、今、私たちが「この世」「この宇宙」と認識している3次元空間(3次元場)は、実は本来の「場」の低い次元の部分にすぎないのではないかと考えられます。
(引用終了)
これは理論物理学の素粒子の世界における11次元の話ではありません。
11次元や膜宇宙は物理次元の話。「3次元より高い抽象度」とは「物理次元より抽象度の高い情報次元」の話です。
この世は情報次元(場)であり、3次元空間は(物理次元)は脳が認識した世界との指摘です。
事実、網膜に投影された2次元画像を後頭葉視覚野で合成することで、3次元空間を脳内情報として認識します。
では脳内情報でない世界は、どの様なものでしょうか。
それは知り様がありません。
知り様がないのに、3次元空間の実在を前提に「関数」を考えるから、訳が分からなくなったのです。
この世は、次元がたくさんある情報場(超情報場)であることを前提とすれば、仮想世界に臨場感を持つことは不思議でなくなります。
3次元空間で変化は、超情報場の更新の現れの一つに過ぎないと説明されます。換言すると3次元空間でのサッカー試合は、超情報場の写像といえます。
するとスタジアムでの3次元観戦体験と、テレビ中継での2次元情報と、ラジオでの言語情報の違いは、サッカー試合の超情報場の情報更新を表現する視点(抽象度)が違うだけということです。
どの視点(抽象度)であれ、アクセスさえしていれば臨場感のあるフィードバック関係が成立することになります。
逆にスタジアムにいたとしても、美女サポーターの麗姿に気を取られていれば、試合の超情報場へのアクセスは微妙な訳です。
超情報場仮説では「現実世界→関数3→仮想世界→関数2→物理空間」の変換はそもそも不要です。
また反応に変換する関数もまた情報ですから、超情報場に含めて記述可能です。
すると「超情報場(の変化)→生体反応」と極めてシンプルに記述されます。脳の3次元空間の認識は、超情報場更新に対応する生体反応(ホメオスタシス)の表現(.内部表現)の1つであると理解できます。
以上、この世は情報場であるとする超情報場仮説のほんの入り口を概説しました。
似て非なる論理に「アフォーダンス理論」があります。
これは「物理環境に情報が埋め込まれている」とするもので、見方が真逆です。
超情報場仮説では、超情報場の表現(写像)の1つが物理環境であると説きます。
その方が無理がありません。
どういう訳だが知りませんが、超情報場仮説をユングの集合無意識論の類と誤解する人がいる様ですが、ベラボーな話です。ユングは心的(思惟)実体の実在を前提に、その深層部分として集合無意識を唱えたのであり、超情報場仮説とは出発点からして全く相容れない代物です。
「脳と心は同じもの」「脳の抽象度の高い情報処理作用を心と呼ぶ」は超情報場仮説でも大前提です。
続いてYOUTUBEです。
苫米地英人DVD第1弾『超情報場仮説』トレーラ
46,750 回視聴•2011/01/26
Hideto Tomabechi
チャンネル登録者数 280人
Copyright (C) 2011 Dr. Tomabechi Works, Inc.
新作DVDサイトは、 http://www.ebachin.com/dvd01.html
苫米地英人新作DVD『超情報場仮説: ハイパーヒーリングとゴール現実化』のチラ見トレーラ動画。 2011年1月末日まで早期割引きです。
DVDと苫米地英人が直接実技指導する特別イベントがワンセットになっています。イベントは、2月15日と4月8日が確定しており、このどちらも参加出来ない方は、1年以内のイベントに参加することができます。
動画の最後に発送予定2月末となっているのは、3月上旬が正しいので、ご注意ください。
ドクター苫米地ワークスクラスに4月以降参加の方は、このDVDを観たことを前提にクラスを進めます。
ドクター苫米地ワークスクラスの案内は、
ブログ http://www.tomabechi.jp にあります。
Twitterは、http://twitter.com/drtomabechi
ホメオスタシス仮説方から超情報場仮説へ 情報と生体反応の関係
オズの魔法使いのコーチング「Et verbum caro factum est]
故ルー・タイスの魂を受け継ぐ魔法使いの一人として、セルフコーチングの真髄を密かに伝授します