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RICOH Super 44

2022.05.06 23:56

無駄のないシンプルな機能とデザインで使いやすい二眼レフです。


不具合箇所

■スローとセルフタイマーの粘り

■革の剥がれ

■レンズ、ファインダーの汚れ

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シャッターを開ける
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すでに剥がれかけですが、正面の革を剥がします。

セルフタイマーとチャージレバーの下に金属板もあるのではずします。

フロントカバーのネジ4本を外します。


カバーを外す際は、セルフタイマーをチャージし穴の位置へ合わせてピントを無限遠に繰り出しておきます。

左上から持ち上げシンクロ、シンクロ切替、セルフタイマーの穴を通すようにスライドさせ外します。

シチズンのシャッターが現れました。

手で前玉のカバーを外し、その下のカニ目で中玉も外します。

前玉、中玉を分離出来ましたら清掃します。


後玉は絞り開放、バルブで前とフィルム室側から清掃します。

半月のネジを平面が内側にくるように回し、ギザギザの飾りネジを外します。

シャッタースピード環を外すと、シャッターの中が見えます。

上のスローガバナーはネジ2本で外れます。(隠れたネジはチャージするとギアが下がって外せます。)

下のセルフタイマーはシャッターリンクの板とスプリングを外し、上側に見えるネジ1本で外せます。


*セルフタイマーのシャッターリンクを外した後シャッターを切る場合は、

 リンク部分のパーツが下がっていないとシャッターを切ることができません。

スローガバナーとセルフタイマーをベンジンに漬け込み清掃します。

これでシャッター快調になりました。


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ファインダー清掃
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特に難しいことはありません。

本体上部のネジ4本をはずします。


これだけでファインダースクリーンが外れます。

スクリーンの汚れを拭き、ファインダー内やミラー、ファインダーレンズの表裏を清掃します。

(ミラーを外したかったら、ネジ3点で外れます。ファインダーレンズはピント合わせネジ止めがされているので、外さない方がいい。)


全てのパーツを戻し、剥がれそうな革を貼り直します。

無限遠の調整はないので、これで終わります。

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35mmフィルムを使う。(改造無し、アダプタ有り)
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巻き上げ側のフィルム室に135フィルムのパトローネがそのまま入ります。

こちら側へ巻き上げ撮影ができれば35mmフィルムが使えそうです。


パトローネを巻き上げるために、127スプールと同じような足のある軸を作成します。

真鍮棒をミニグラインダーで削り作成。(最初3Dプリンターで作成したが、樹脂製ではすぐ折れた。)


アダプタをパトローネにはめて、フィルムの端をスプールにテープなどで固定します。


****ここから先はダークバッグ内作業。


スプールにフィルムを全て巻き取っていきます。

上のフィルム室にパトローネを、下のフィルム室にフィルムを巻き取ったスプールをはめ込む。

少し巻き上げて、アダプタがはまっているか確かめる。(パーフォーレーションを触ると巻き上がるのがわかる。)


蓋を閉めたら、ダークバッグから出して大丈夫。


****ここまでダークバッグ内作業。


裏の扉は光が入らないように厚紙やテープで塞ぐ。


フィルムの巻き上げ間隔は正確に確認することが出来ないので、矢印シールなどで1周回った目安などを

貼っておくのがいいと思います。