間歇性斜視だったはなし
双子の女の子の異変に気づいたのは1歳過ぎの頃。
男の子のほうはおんぶ、
もう1人の女の子は1人用ベビーカーに乗せて移動していたとき
押しているわたしが呼びかけると、
左側から顔を向けて振り向く癖が多かったのです。
誰しも向きやすさはあるもんだろうと思いつつも、
試しに、
わたしがベビーカーの右側から声をかけてみたら
わざわざ向きにくい左側からまた顔を振り向きました。
いや、くせにしてもなんか変だと思っていた数日。
今度はおうちでのこと。
わたしと対面にいた女の子に呼びかけたら、
女の子の右目の黒目が一瞬ですが外側に移動しました。
普通対面していたらまっすぐに目が揃うところなのに。。
それ以降は眠いときや遊び疲れたときには
頻繁に右目の片目だけ外に目の焦点がいくことが増えていきました。
さすがにこれは斜視じゃないかと疑い、
かかりつけの小児科の先生に相談し、
ライトを眼に当てて簡易チェックをしてもらったところ、
「たしかに右目だけ一瞬外に焦点がいってしまうので間歇性外斜視の疑いがあるね。
うちだと斜視かどうかまでは調べられないから小児眼科で有名な眼科に見てもらってきてください」
とのことでした。
他の小児科でも、斜視の疑いがあるのかはスクリーニングの機械で調べることができるそうですが、
かかりつけには機械が高いので置いていないこと、
また、その後治療が必要な場合には眼科でないとできない。
ただ、小児の眼科に特化したところでないと判別するのが難しい症状のため、
小児眼科を標榜する病院を紹介していただき行くこととなりました。
そもそも間歇性外斜視とは、
いつもではなく時折外側に片眼が誤って動いてしまい焦点が定まらない症状のこと。
双子でも男の子のほうは全く問題なさそうなので、
女の子のみ連れて早速検査に向かいました。
紹介先の眼科での検査は、
点滅するカラフルな光がでる機械をみて、目の焦点の動きを確認。
ただしそれだけでは間歇性の場合、その時出現しないだけで誤って正常となる可能性があるので、さらに眼の焦点を撮影する機器で両眼を詳しく調べました。
結果は
右目のみ間歇性外斜視でした。
先生は、
「眼が見えなくなるような弱視というものではないので心配はいらないけれど、
眼の焦点が誤った外側に向いてしまうのがこれ以上悪くならないために、
これから半年毎日やってほしいことがあります。
本当に簡単なことですが、
小さいアイスの棒の表面に、好きなシールを貼ったものを両眼にゆっくり近づける。
眼の焦点が離れる直前まで近づけて10秒見させるだけでいいです。
これを毎日繰り返すことで斜視が良くなる可能性があります。
1歳半になったらまた経過を確認させてください」
本当にそんなことだけで良くなる⁉️
半信半疑なわたしでしたが、
先生の言う通りに毎日は、、無理だったけれど💦
なるべく毎朝訓練を続けていきました。
それから2、3ヶ月して1歳5か月くらいに、
前よりも焦点が定まらないことが減ってきたのが、私も主人も感じてきました❗️
さて、1歳半になり、本日経過観察へ。
同じカラフルな光を見る検査でも問題なく眼が追えており、
経過良好との返事がもらえました‼️
ただ残念なことですが、、、
斜視は完治はありません
一生付き合っていく眼の癖
だそうです。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
先生は、
「今後また悪化するようだとレンズを使った治療を本格的に取り入れる必要が出てくることもあり得るので、また経過観察はしていく必要がある。
そして斜視は幼い頃、抑えることができて症状が出なくても、高齢になって老眼になったときにパッと出現してくることもありうるものなので、うまく付き合っていくしかない」
とのことでした。
今できることは、
今までやってきた毎日の訓練をひたすら続けることで維持できる可能性があるので、
毎日行ってほしいとのこと。
大きくなってきたら、他にも矯正できる治療法があるようなのですが、
まだ幼児のうちは治療として出来ることは限られてしまうとのことです。。
親として小さな異変を早めに気づけたことは良かったものの、