植物の緑色の話
2020.09.27 03:12
草木染に関する本を読む中で、植物について面白いなぁと思った話です。
植物の緑はクロロフィルという物質の色。ただそのまま染色には使えず、昔は緑の葉をそのまま布に擦り付けるか、黄と青を混色するしかなかったそうです。そして植物は葉緑素以外に緑系統の色に見える色素が植物の体内にはないと。
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葉緑素は光をエネルギーに変える物質。緑色に見えるというのは、簡単に言うと七色の太陽光の中から緑の光だけを反射して、残りの色は吸収してエネルギーとして使う、ということなのだそうです。なので、それを阻害するような緑の物質を自分で作ることは進化の過程でなくなってしまったのではとの染色家の市場勇太氏が唱えられていたそうです。
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植物の知恵って素晴らしい!!
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さて緑の染色ですが、今は染色技術によってクロロフィルを用いた方法が開発されているらしいです...いにしえの人は驚くでしょうね。
自分の染め物は手元にある野菜や植物で思い立った機会に「コットン」を染めるという
素人の域でかなり手軽にやってきました。
紫キャベツは豆乳に漬けた後、ミョウバン(たまたま家にあった)で焙煎、サフランはハーブティー用に持っていたもので、これはクエン酸で媒染という台所仕事です。
ちょっとご興味ある方は下にリンクを貼りましたのでのぞいてみてくださいね。
今回のお話は
「天然染料の科学」青木正明著 B&Tブックス
より引用、抜粋させていただきました
サフラン染めはたんぱく処理もなく、湯も使わず常温染め。とっても手軽でした。何か別のことをしながらできる初心者オススメのコットン染めです。
紫キャベツが余った!ところからの染め物。1.5日がかり。