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(社)全日本空道連盟 大道塾静岡西道場

ロードワーク、そして風景

2020.09.27 13:30

  土曜日、ロードワークをしていると

田んぼの中から高齢の女性の声が、はっきりと聞こえてきた。

「お米! いれんと!」

 トラクターに乗っているご主人が叱られていて、

女性の声に色めき立つ十数羽のサギが、

ばたばたという音をたてている。

 人間のいさかいに、サギも動揺していた。

 ※写真はちょっと離れた場所です

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 日曜は市内観光(たび)をする。

 午前中は曇り空だったのが、

次第に晴れてきたので出かけていく。

 夏の間に行きたかったものの、いけなかった舘山寺へ。

 浜松市の中心市街地から16kmなので、

「ランニング」か「ロードバイク」か「カホ(ここだけポルトガル語かあ)」か

手段を迷った末、

車で向かう。

 とても小さな離島のような感覚がする場所を

ぐるりを経めぐる。

 巨大な観音像が立っていたり、

波に洗われた奇岩を見たりする。

 そんなに混雑していない。途中、地元の小学生と行き交い、

「こんにちは」と挨拶をする程度である。

 空海が21日間こもって石仏を刻んだ「穴大師」に入ると、

菊池寛「恩讐の彼方に」を思いだした。

 書かれていた土地も、状況も全く違うけれど、

何かに取り憑かれたような念に心が動かされる。

 日常と違うところへ身を置くと、

肩の力が抜ける気がする。

 虚仮の一念が昇華することを、

信じている。