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Naoko Kotaniguchi Official Blog

10月の出演予定

2020.09.30 16:06

半年ぶりに大学に行って、対面レッスンを再開しました!


「先生〜〜〜〜〜〜〜〜♡」

と、ワーキャー言いながらレッスン室に入って来てくれる子たちに、私もアクリルパネル越しにワーキャーして、無事の再会を喜び、素直で可愛らしい若者たちに救われました。


大学は、授業中もそこらじゅうの扉が開いて、廊下のあちこちに業務用の大きな扇風機が窓外へ向かって轟音を立てて換気をし続けていて、そして、いつも演奏会情報で溢れていた掲示板とチラシ棚が空っぽでした…


学生たちは、半年のステイホームかつオンラインレッスンのみの生活を経て、もう多少下手になっていても全然いいからとにかく元気で生き伸びてほしいとだけ願っていたのに、ちゃーんとそれぞれちょっとずつ上手になっていて、若い力ってすごいな、と改めて思いました。

久しぶりの学校通い、しばらくは消耗も激しいと思うので、無理せず、明るい徐行運転でしばらくゆるゆる行ってもらいたいものです。



10月の出演予定です。


【京都市交響楽団 第650回定期演奏会】

10月9日(金)19時開演(京都コンサートホール)

指揮:沼尻竜典 

ソリスト:高山郁子Ob.、小谷口直子Kl.、中野陽一朗Fg.、垣本昌芳Hr.

曲目:協奏交響曲(モーツァルト)、交響曲第3番『英雄』(ベートーヴェン)

➡︎コロナじゃなかったら、この定期で私はようやく『ガランタ舞曲』に初挑戦して、これが私の2020年のヤマになる予定でした笑。でも、コロナで、で、こうなりまして。頑張ります。前半モーツァルトのソリスト4人は、後半の『英雄』にも乗る予定です。頑張ります。


【ベートーヴェンの知られざる世界 vol.1 楽聖の愛した歌曲・室内楽】

10月10日(土)14時開演(京都コンサートホール・アンサンブルホールムラタ)

出演者:平野昭(ナビゲーター/レクチャー)、大西宇宙Bar.、村上明美Pf.、吉井瑞穂Ob.、小谷口直子Kl.、村中弘Fg.、水無瀬一成Hr.、上敷領藍子Vn.、朴梨恵Va.、加藤文枝Vc.

曲目:ピアノと管楽の為の五重奏曲 変ホ長調ほか(オールベートーヴェンプログラム)

➡︎コロナとコロナ以外の色々で出演者が大幅に変更になり、しかしプログラムは変わらず、我々はベートーヴェンの「ピアノと管楽のための五重奏曲」を演奏します。リハーサルは定期の日程に丸かぶりだけど頑張ります◎


(で、ひとつおやすみで、下旬からリハーサルが始まって、)


【新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室】

10月27日(火)、28日(水)両日ともに13時開演(ロームシアター京都)

演目:歌劇『魔笛』(モーツァルト)

指揮:園田隆一郎

※キャストなど詳細情報はロームシアターのHPをご覧ください。

➡︎魔笛は例によってバセットホルン持ち替えなので祐子さんと女子チームで頑張ります◎  




*****

実家の自室の断捨離(ゆるゆる継続中)で、本棚を片付けていたら、ある本の中に「アイルランドのことわざ」としてこんな言葉が載っているのが目にとまりました。



ひとは

お互いのつくる木陰で

暮らしている



本当にそうだなぁ、と、最近のいろいろを少し思い巡らすだけでも、しみじみします。


誰かの木陰でホッとやさしい気持ちを取り戻せることがあったり、自分も、知らず知らずのうちに誰かのための木陰になれているかもしれない。助けられるばかりでないし、助けるばかりでない。どんなひとでも、誰かの木陰になりえるから、やっぱり、みんな生きている意味がある。しんどくなったら、ごめん、ありがとう、と言って誰かの木陰に入れてもらえばいい。我慢して日なたに立ち尽くすことはないし、あなたの木陰となれた人は、きっと嬉しいはず。

だれかを親しく木陰に迎え入れられる自分でいたいし、だれかに素直に助けてと言える自分でいたい。そんなことを思った9月の終わりでした。