AASのモデリングコレクション。(Modeling Collection)
先日、プロシリーズが全て入っているモデリングコレクションを買いました。
AASの最新音源が全て使えるようになりました。
CHROMAPHONE 2
Lounge Lizard EP-4 + Lounge Lizard Session
String Studio VS-2
Strum GS-2 + Strum Session
Tassman 4
Ultra Analog VA-2 + Ultra Analog Session
それぞれ個性的な物理モデリング音源ですが、音のキャラクターは似ています。
ひとつの音源でバリエーションがあると考えるとしっくりきます。
どの音源もオーガニックな「生きた音」がします。
↑日本語の解説ページ。
Lounge Lizard EP-4
Lounge Lizard Sessionとは違う音が出ます。
Sessionでは一台のエレピのセッティングを変える感じでしたが、EP-4はエレピ自体を変えるような調整ができて楽しいです。
そして、プリセットが抜群にいいです!
String Studio VS-2
弦のシミュレートが得意な物理モデリング音源ですが、CHROMAPHONE 2のような万能タイプでもあります。
いくつか音を作ってみましたが奥が深そうです。
時間をかけてクセをつかむタイプの音源ですね。
既存の音に近づけるよりも自分だけのオリジナル楽器を作るのに向いている気がします。
Strum GS-2
鍵盤で弾くとギターのニュアンスを出してくれるので、めちゃくちゃ楽しいです。
Play modeをGuitarにすると、ギターのボイシングに直してくれます。
と、ここまではStrum Sessionと同じです。
Strum GS-2は音を自由に調整できて好きなエフェクトをかけられます。
ギターはエフェクトが大事ですね。
プリセットもかなりよくて、お気に入りの音色がたくさんできました。
Tassman 4
物理モデリング音源を作れるプラグインです。
AASのそれぞれの音源の音が出せたり、オルガンのトーンホイールやフルートのモジュールもあります。
CHROMAPHONE 2のカップリングやStrumのギターのボイシングに直す機能はありません。
Ultra Analog VA-2のフォルマントフィルターやレゾナンスのドライブも選べません。
Tassman 4の機能を進化させたのがクロマフォンだったりウルトラアナログだったりするわけですね。
でも、Tassman 4にしかできないこともあります。
Ultra Analog VA-2は最大2オシレーター(VCO)×4ユニゾンですがTassman 4は無限です。
VCOを3つでも4つでも自由に重ねられるので、複雑な音作りができます。
そして軽い。不思議なほど軽いです。
前述の通り、Ultra Analog VA-2は一音当たり2VCO×4ユニゾンまで重ねられます。
同じようにTassman4で2VCO×4を組んでCPUパワーを比較してみました。
結果、Ultra Analog VA-2でC(ドミソ)を弾くのと同じCPUパワーでTassman 4は20和音出せます。(笑)
両方ともハードウェアのアナログシンセらしい素晴らしい音です。
自分の用途*だとUltra Analog VA-2を使わずにTassman 4を使った方がいいような気がします。
フィルターをいくつでも置けて、どこにでもLFOを繋げられるので有機的な音も作りやすそうです。
(*EDMやトランスのようなユニゾンありきの音は他の音源を使います。)
作れるのはシンセだけではありません。
エフェクターも作れます。
メジャーなエフェクトはスタンバイされていて、単体でも組み合わせても使えます。
インプットとアウトプットを繋ぐだけで単体のディレイやリバーブとしても使えます。
ディレイはだんだんカットオフされていくタイプです。
リバーブは軽くていい音です。
フィルターも各種そろっています。
もちろん、フィルターだけのエフェクターも作れます。
これ↑にHarmorのSAWを通せば、Ultra AnalogのSAWのようないい感じの音にできたりします。
FL STUDIOにはFruity envelope controllerがあります。
発音と同時にTassmanのフィルターをエンベロープとしてトリガーできます。
これらはPatcher内で完結できるので、音色として呼び出せばいつでも使えます。
(ぶっちゃけ、めっちゃいい音になってビビります。笑)
こんな感じの楽しいプラグインですが、買って使うまでノーマークでした。(笑)
情報量がすごいので、マニュアルとにらめっこして使いこなして行こうと思います。