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ゆうさんの子育てコラムvol.10「絶妙な関係 夫婦の関係」

2020.09.28 12:00

暑さ寒さも彼岸までの如く、

いよいよ秋らしさを感じる今日この頃。

前日のお彼岸をいかがお過ごしされましたか?


太陽信仰・祖霊信仰のある日本固有の文化風習

『お彼岸』。

お彼岸の中日、春分の日と秋分の日は、昼間と夜の時間が同じになり、真東から日が昇り真西へ沈みます。

太陽が沈むところから、西に彼岸(あの世)があり、東には此岸(この世)があると考えたご先祖様は、

このお彼岸の期間を、ご先祖様を想い敬う期間として今に至ります。

そんな昼夜・東西のバランスから、

今回のテーマは【夫婦関係】にしてみました。


夫婦を紐解くと、もとは赤の他人。

男と女。

出会って好きになってお付き合いすると彼と彼女。

お付き合いが進み結婚すると、旦那さんとおヨメさん。

さらに子が産まれると、お父さん・お母さんへ、

孫が出来ればおじいちゃん・おばあちゃんへと、

たかだか2人の関係は、人生のステージと共に関係は変化していくんですよね。


当たり前だけど、わざわざ書き出すとなんだか面白くありませんか?

同じ人なのに、

同じ2人なのに、

周りの環境の変化で変わりゆく2人組。


そんな2人組の相方、わたしの旦那さんはとてもとても自由。相方してみればわたしも自由人に見えているかもしれません。けれども、決して今日までの日々は、平坦で穏やかな道ではありませんでした。

なんて言ったって、今や笑い話ですが、

婚姻届を出しに行く最中、市役所直前での駐車場内事故に始まった私たち。

生活の仕方の小さなクセや違い、

思考回路の違い、育児を手伝うどころか、

趣味もお金も自由すぎる彼から、

今日までに離婚しようと思ったこと多数。


そんなわたしは、家族間・夫婦間でイヤなことがあった時、夫婦初心者の頃『わたしの我慢で夫婦や家族の平和が保てる』と信じて、

ちょっとイヤなことは我慢、

大変でもわたしが頑張ってやっちゃう、

そんな関係で成り立っていました。

が、我慢ってコワイんですよね。


我慢を重ねたわたしは、とうとう彼の何気ないため息一つである日爆破です。

こんなにこんなに我慢して家族のために頑張っているのに

何でわかってくれないの!

何で言わないとダメなの!

って。


その時言われた一言。

「だったら言えばいいだろ」


そーなの!

そーなの?

言っていいの!!

言わなきゃ何も伝わってないの⁈


我慢して言わない事が楽だと染み付いたわたしには、

ホントにビックリした一言でした。

ごめん、ちょっとこれ手伝って、

その家事やっておいてくれると嬉しい、

そのあなたのクセわたしイヤ等々、

と心に留めていた些細な事、

言わなくてもわかっているだろうと思い込んでいた事象を態々発する事で、

お互いにお互いの思考回路ややり方、クセを理解し、

どうすれば良いのか夫婦になり5年以上かけて

やっとこわかってきた私たち。

同時に、お願い事やイヤな事を

わたしがサッと伝える事で、

不満が熟成する事なく、

事実が感情により恨み・妬みに変化する前に

ただの事実として伝えることが、

私たち夫婦には、ちょうどいいバランスを取れる手段となったのです。


きっと言わなくてもわかってくれるはずは、

わたしの旦那には何一つ届いていなかった事実。


だから、わたしのためにも、旦那さんのためにも、

いい距離感が有るからこそ、

お付き合い含めて14年経った

今日も気持ちを素直に伝えます。言っちゃいます。


旦那さんは元は他人。

嬉しいことも言葉にして伝える。

イヤだなぁと思う事には、感情ではなく事実を伝える。

食器洗ってくれてありがとうも、

洗濯物ひっくり返っていたよ、

トイレの蓋開けっ放しでーす、も。


時間を共にするからこそ、

同じたわいもない事で幸せを共感出来たり、

笑いのツボが一緒だったり、

その夫婦ならではの良いバランスの着地点は他人から見たら理解出来ないかもしれない。

けど、共にする時間が造り成すわたしとわたし以外の人との関係性。「思いやり」のつもりが「思い込み」にすり替わらないよう、

今日も「伝える」を大事にして、

わたしの心のバランスを取り、

夫婦の仲良しのバランスを取り、

会話がわんさかしている我が家です。

(ゆう)