元気のタンク
普段なら何でもないことなのに、やたらとイライラしたり、急に気が滅入ったり、自分でもコントロールが効かないことがあります。きっと元気のタンクがガス欠気味=エネルギー不足なんだと思います。
例えばこんな風に考えるのはどうでしょう。
桶の水位が元気レベル。ゲームで言うならLIFEメーターってとこでしょうか。
おいしくご飯を食べて笑ってぐっすり寝て…、エネルギーを作ると水位が上がります。
考えて活動して色々悩んでがんばって…、生きるためにはエネルギーを消費するので水位が下がります。
「作る」と「使う」のバランスで、刻々と水位が変わります。
エネルギーをきちんと作って適度な消費であれば、元気レベルは高く保てるでしょう。
でも、何かしら辛い厳しい状況で穴が拡がってしまったら、エネルギーは駄々洩れ。補充してもしても間に合いません。水位はどんどん下がって、警告ランプは点滅です。こうなると、ちょっとしたことでもダメージ大きいですよね。
水位が下がってくると、桶の底に潜んでいる不具合が顔を出します。人によって、タイミングによって、出てくる症状は様々です。ある時はイライラで、ある時は吹き出物で、ぎっくり腰で、頭痛で、歯痛で、泣き虫で、暴飲暴食したり、転倒したり…。
虫歯があるなら歯医者さんへ、転んだ傷は消毒して治療すれば早く良くなるでしょう。でももし、不具合の根っこにエネルギー不足があるなら、痛いところだけをもみほぐす様な対症療法では、また別の不具合が現れてくるかもしれません。
緊急の症状に必要な処置をしたら、元気レベル回復のためにできることをやってみませんか。
どうしたら駄々洩れを減らすことができるでしょうか。
どうしたらエネルギーを増やすことができるでしょうか。
危機的状況を必死に渡っていると、自分がエネルギー不足に陥っていることに気が付かなかったり、対策する余裕も持てなかったりするものです。そんな時は助け合えたらと願います。
通りすがりの何気ないやりとりの中でも、縁した方からザバッとエネルギーを汲み入れてもらって、急に元気満タンになったりするものです。
元気レベルが上がれば、ある程度の不具合はいつしか自分で調整が効いてくることも多いようです。
生命力って本当にすごい。