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TONOR

ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い

2016.07.22 09:46

図1

図2

図1が代表的なダイナミックマイクの形です。

図2が代表的なコンデンサーマイクの形です。

ダイナミックマイク

・スピーカーの逆の原理で音を集音する

・振動板が重たく、近くの音しか集音しない

・衝撃に比較的強い、カラオケボックスなどの不特定多数が扱う場所で使われる

・人の声、大音量のバスドラム、エレキギターなどのスピーカーからの音の収録に最適

コンデンサマイク

・二枚の電極の間に電圧を掛けて、振動したときの静電容量の変化で集音する

・振動板が軽く遠くの音や繊細な音を集音できる

・風や衝撃に弱い

・よほど音が大きい物以外であればほぼ全ての音を収録できる

録音やライブの時に、自分の声をどう聴いてもらいたいか、で選びます。

自分の声の特徴的な部分を活かしたい人は、ダイナミックマイクを選びます。

自分の声の高い所の透明感を大きくしたい人は、コンデンサーマイクを選びます。

(ただし、実はどちらのマイクも、高いものにはあまり差がありません)

次に、拾う音の範囲は、使う環境で選ぶと良いと思います。

静かな場所や、録音がメインで使用する場合は、コンデンサーマイクを選びます。

周りの音が入る場所や、ライブがメインで使用する場合は、ダイナミックマイクを選びます。

そして、電源の有無ですが、これも使う環境で選びます。

電源がとれる所(自宅など)ならば、コンデンサーマイクを選びます。

ライブハウスなど、電源がとれない場合は、ダイナミックマイクを選びます。

これは自宅ならコンデンサーを選ぼうと言っている訳ではありません。

単純にライブハウスとかだとコンデンサーが使えないことが多いということです。

こうしてみてみると、やっぱり両方のマイクに得意分野があるので、

どちらの方が絶対に良いということはありません。

それぞれの条件に合わせて使うのが一番いいので、ですからやっぱり多くの歌い手さんは、ダイナミックもコンデンサーも、両方持っていますね。

もし余裕があれば、両方ともそろえてみてもいいかもしれません!