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アトリエSHO彩

ポストカード・美しい色面

2020.09.30 09:01

小学生クラスで、色鉛筆の小さな世界を楽しんでもらいました。1年、3年、5年生の子どもたち。色鉛筆だけでこんな豊かな表情になるのかと、子どもたちの表現力と力強さに脱帽です。あっという間に「はい、終わった~!」と言われるかと思っていたのですが、そうではなく、どっぷりと色面の奥深さに浸れる時間だったようです。

集中していたら・・いつの間にか作品が出来ているんです。小学生のみんなの作品です。↓

色鉛筆の色面の深さに驚かされます。色と色とが混ざることで、こんな世界が広がるんですね。

枠の細かな点表現がおしゃれ。こんな切手があったらいいな~。↓

パンチのある彩度の高い作品↓。現代アートを彷彿とさせるようです。光を幾重にも重ねたよう。力強いタッチと厚塗りであるにもかかわらず、色の重なりに透明感を感じ、見入ってしまいました。

黒という色の魔法をかけた作品↓。チラチラと奥に見える明度の高い黄色、オレンジ、濃紺。その上に被さるように黒が存在しています。黒という色がなければ、おそらく全く違った作品になったであろうと思うと、黒という魔法をかけ変化を遂げた一瞬が、子どもにとって、未知との遭遇だったと想像します。最後サインを黄色にしたのは、ちらっと見える右上の黄色と響いて格好いいですね。

印象派モネの「睡蓮」のような作品↓。清らかさや優しさを感じます。はっきりと形があるわけでないのに、たしかに存在している美しさ。いいですね~^^

「海を描いたんだよ。」「最後は、黄色だって思ったんだ。」と小学1年生が教えてくれました。その自分だけの色彩感覚を大事に、これからも色に触れ、新しい色をつくりだす経験をたくさんしてもらいたいですね。

10月は新しいお友達が体験に来てくれます。アートを楽しむ仲間が、これから増えるといいですね。9月もありがとうございました。