【あべそうた】令和2年 第3回 調布市議会 定例会【調布市議会議員】
※写真は、7月25日に多摩川で上がった花火です。
こんばんは、調布市市議会議員のあべそうたです。
今日は、9月7日に行った 令和2年 第3回調布市議会定例会 一般質問 の内容を、出来るだけわかりやすく皆様に説明したいと思います。
今回は、大きく分けて三つの質問となりました。
- 避難所開設訓練での課題と対策について
- PPPにおける今後の課題と対策について
- コロナ禍における中小企業への支援について
以上について、解説していきます。
①避難所開設訓練での課題と対策について
去年の台風19号を受け、風水害時の避難所の重要性と課題があり、調布市では避難所開設の訓練を行いました。
訓練を行う事はとても良い取り組みだと思います!
多くの課題を訓練で見つけて対策しましょう!
と、思っていましたが、コロナの影響もあり訓練を行ったのは7月になってからです。
時期に関しては、仕方ない部分もあります。
その分、急いで課題を見つけて対策して台風シーズンに間に合わせないとなりません。
地元、京王多摩川の最寄りの避難所である<富士見台小学校>に対しての対策を、
<いつまでにやるのか!>
<できないものは出来ないと言ってくれ!>
という想いで質問しました。
質問の一つ目が、避難所の収容人数の問題。
コロナの影響で、人と人の距離を開けるため、避難所でも<ソーシャルディスタンス>が求められます。
当然、一つの避難所あたりの収容人数が減ることになります。
去年はコロナ禍の前ということもあり<密>の状況でしたが、それでも早めの段階で満員になってました。
市としてどのような対策を取るか、というのが一つ目の質問です。
答え:
感染症対策を踏まえた体育館の避難スペースについては,実際に区画割りを行った結果,感染症対策前と比較して収容人数は縮小を余儀なくされ,現在,訓練実施校以外の学校を含め,他の教室の活用など,避難所利用計画の検証を行っているところです。
自宅より安全な場所にある親戚や友人の家への避難など,複数の避難場所や自ら可能な避難方法について,平常時から幅広く選択肢を検討していただくよう周知啓発に努めて参ります。
※私なりに要約すると、避難所ではない所であってもとにかく避難して欲しい逃げてほしい。コロナが落ち着くまでは、避難所は他に行く場所のない人の為に活用し、安全な場所に知人がいる人は避難場所の候補として検討して欲しい。
要望:
満員になる前から、他の避難所(混雑しない避難所)へバスなどでピストン輸送を!
質問の二つ目が、受付を待つ時間。
訓練では、受付が1か所しかなく、受付するのを長い時間、避難者が待っている状況がありました。
これに対しての解決策としては、複数の受付を設置する事が考えられます。
複数の受付を用意するのか?
用意するなら、何ヵ所の設置を考えているのか?
複数の受付を用意するために、職員は何人増やさないといけないのか?
以上について、質問しました。
答え:
総合案内での検温や一般避難者や要配慮者,発熱者等の受付など複数の受付を設置し,迅速に対応することが求められることから,従前より多くの職員配置が必要になります。
これを踏まえ,新たに学校避難所対応職員として各学校の用務員,栄養士,給食調理員を避難所担当として配置することとしました。また,風水害時には開設しない避難所の担当職員を混雑が予想される避難所に配置し,職員体制の強化を図ります。
※受付についてはちゃんと増やしてくれるという前向きな答弁と受け取りました。
②PPPにおける今後の課題と対策について
※ https://bonperson-civil.com/ppp-pfi/
PPPの解説リンク(一番最後にもあります)
6億2633万120円
この数字は、市の提示した土地の賃料と公共施設賃借料(2行目)と、プロポーザルで提案された賃借料(1行目)の、契約期間の30年間で生じる収支の差額です。
市の募集要項で提示した基準賃料(2行目)では、事業者に対して土地を貸す金額より、市が事業者に対して払う金額の方が多くなるという設定でした。
仮に、事業者が市の提示した基準賃料で提案(入札)が行われていても、10点満点となる評価方法でした。
この点に関して、課題として捉えているのかを質問しました。
答え:
専門性有する不動産鑑定士の評価でサウンディング調査等踏まえ適正に算定と認識。
審査委員会で各分野の専門的知見により審査、事業者選定し、地域住民からも評価。
今後はプロポーザル方式での事業者選定プロセス含め検証行う。
※私なりに簡単に要約すると、「ちゃんと専門家に聞いたから間違えじゃなかった。一応、検証する。」という返答。
要望:
プロセスを踏んだから間違いない!とは言えないのではないか。
プロセスが間違えていた可能性があるのではないか。
私は、完全に設定金額の誤りと認識している。
入札の前から、設定金額の数字がおかしいとずっと言っていました。
結果を見てから検証するとお答え頂いた認識だが、結果から見ても設定金額に問題があったという認識に変わりはない。
この件に関しては引き続き注視していきます!
30年後の調布市民に迷惑をかけるわけにはいきませんので!
③コロナ禍における中小企業への支援について
23区外の調布市においては8月31日で、8月3日から出ていた東京都からの店舗の営業時間短縮要請は終わりましたが、市内事業者の中では、協力金の20万円では経営がより一層厳しくなったという声を多く聞いています。
経営が厳しい中でも、感染症拡大防止に協力して頂いた事業者に対して、市として、東京都からの協力金に上乗せして、市内事業者へ給付するという考えはないのでしょうか。
答え:
現在予定はないが、今後予定の事業者実態調査の結果等を踏まえ効果的施策を展開。
要望:
消費喚起策も大事だけど、倒産・閉店が増えない様に給付も同時に行って頂きたい。
都からの営業時間短縮の協力金も減っているのが現状。
20万円では、協力しない店が増加し、それに伴って感染者が増加してしまうことも考えられる。
苦しい状況で、協力した店だけが損をするような事にはならないようにして頂きたい!
令和2年 第3回調布市議会定例会 一般質問 の内容(ところどころあべ要約ですが)は、以上となります。
今回は引き続き注視するべき課題が多かったので、状況に変化があれば引き続き皆様にご報告していきたいと思います!
今後も次世代の為に戦い続けます!