「観客数5000人でも騒げばアウトだが、5万人でも行儀よく見ていれば大丈夫」本格化する経済社会活動再開に京大・宮沢准教授(20/10/01)
2020.10.01 14:00
10月に入り、飲食店支援の「Go To Eat」がスタート、「Go To トラベル」の対象に東京発着の旅行も追加されるなど、経済社会活動が本格的に動き始めている。また、入国規制も緩和され、全世界から中長期訪日者の受け入れも始まった。
新型コロナウイルスの感染対策について、「大声で騒がない」「唾・唾液が飛散しないようにマスク着用」「消毒していない手や指で目・鼻・口を触らない」といった基本動作を徹底することで、“感染機会を100分の1に”と一貫して呼びかけてきたのが、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授だ。
“100分の1作戦”について、宮沢准教授は「ウイルスの種類にもよるし、議論もあるところだが、感染が成立するウイルスの量、その10倍、100倍の量で比較すると、やはり死亡率も高まるし、ワクチンも効にくくなる。逆に言えば、もうちょっと上手な逃げ方があるよ。それはそんなに難しいことじゃなくて、ポイントさえ掴めれば家に籠もらなくて大丈夫だよ、という話だ」と説明する。