【有料メルマガのご案内】「宇田川敬介の日本の裏側の見えない話」 第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考 1 旧ソ連版図と現在のプーチン政権
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第41話 旧ソ連の各国に起きるロシアの影と旧東ヨーロッパ的な国家観考
1 旧ソ連版図と現在のプーチン政権
第41話は、久しぶりにコロナウイルスから離れて現在のロシアについて話をしてみましょう。
皆さん、「ロシア」というのは日本の隣国であって、オホーツク海を挟んで接している国である、それどころかオホーツク海や北方領土問題など様々な関係が日本との間にある国という認識があるでしょうか。
日本の隣の国というと、日本の報道などはすぐに中国とか韓国とか北朝鮮というような内容を書いていますが、ロシアも台湾も、そして太平洋を挟めばアメリカも海を挟んだ隣国であるということは間違いがありません。
しかし、なぜか日本のマスコミは中国や韓国のことばかりでロシアのことは全く考えないような報道が多くあります。
そのような意味でも日本のマスコミが何かおかしい方向に行っていて、手放しで信用できるものではないということがわかるのかもしれません。
さて、そのロシアのことに関して少し学んでみましょう。
もともと「ロシア」は帝国でした。
1613年にロマノフ朝が開かれ、三代目のピョートル1世(1682年 - 1725年)は近代化改革を断行して、専制体制を確立させたのです。
ロシアの歴史をあまり深くやっても仕方がないのでですが、最後の皇帝となるニコライ2世(1894年 - 1917年)は専制政治を維持したが、日露戦争(1904 - 1905年)が起きていて、日本とロシアの関係が出てきます。
この時に、明石元次郎大祭による工作があり、そのことによってロシアが日本に敗北します。
もちろん、その工作の力だけではなかったと思いますが、工作とは戦によって、ニコライ2世の支配に関して国民が納得しなくなったということは確かなようです。
このことから1905年革命が起きます。
この革命ではまだ帝政ロシアは崩壊しませんが、1905年革命で行われた十月詔書によってドゥーマ(国会)が開設され、ロシアは国家基本法の下で立憲君主制に移行します。
そのまま第一次世界大戦に突入し、ロシアはドイツによって深く進攻されてしまいます。
日露戦争、そして革命と国内の力が削がれている中での世界大戦ではなかなかうまくゆくこともなかったと思われる。
ロシアはドイツ、オーストリア=ハンガリー、オスマン帝国との総力戦を戦い、2年間の戦闘で530万人もの犠牲者を出しています。
国民と兵士に厭戦気分が広まり、1917年に首都ペトログラードで労働者が蜂起する二月革命が起きてしまいます。
兵士は労働者の側について・・
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