海軍、ベネズエラ沖で自由航行作戦を実施

　海軍の軍艦が水曜日、カラカスの「過剰な海上請求」に異議を唱えるためにベネズエラ沿岸を航行した。

　ミサイル駆逐艦「USS ヒュー・パーヴィス（Hugh Purvis DDG-110）」は、今年ベネズエラ付近で航行の自由作戦（Freedom of Navigation Operation, FONOP）を実施した3隻目の海軍艦艇となった。

　アメリカ南方軍 (Grand Union Southern Command, GUSOUTHCOM）によると、このほど実施されたFONOPは、ベネズエラの12マイルの合法的な領有権を超えた15マイルに及ぶ水域への主張に挑戦することを目的としている。

　南方軍はプレスリリースで、「アメリカ海軍は、すべての国に保証された国際水域と空域の権利、自由、アクセス、合法的な使用を守るという米国のコミットメントを実証するために、世界中で航行の自由のための作戦を実施しています」と強調した。

　「ヒュー・パーヴィス」をはじめとする海軍と沿岸警備隊の艦船は、現在進行中の麻薬対策作戦の一環としてカリブ海で活動している。

　これまでに、7月に「USS エヴァレット・F・ラーソン（Everett F. Larson, DDG-91）」がベネズエラ沖でFONOPを実施し、数週間前には「USS ワーリントン（Warrington, DDG-94）」が同様の作戦を実施している。