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遠距離恋愛を乗り越える!

2020.10.26 04:30

今日は「遠距離恋愛を乗り越える!」をお送りします。



昨今のコロナ禍では、一旦は少なくなりかけた婚活熱も、直ぐにV字回復してきました。我々IBJ(日本結婚相談所連盟)でも9月末現在で、会員数67,607名、お見合い件数41,996件、新規入会者数3,224名、真剣交際数(1対1交際数)2,962名、と過去データを更新しています。


これはひとえに「オンライン文化」が広く定着したことが大きな原因の一つになっていると感じています。「オンラインお見合い」「オンライン交際」「オンラインプロポーズ」以前なら考えもしなかった形式が見事に進化して定着してきたのです。いざ導入してみると、良いことばかりが目立ちます。


①限られた時間で、より多くのお相手とお見合いが組めます。


②お見合い場所までの時間とコストが節約できます。


③近くのエリアに限られがちだった“出会いのチャンス”が大きな広がりを遂げた。


④コロナ禍で地方がクローズアップされ都心の方からの申込みが増え交流が促進された。


⑤コロナ禍でも感染リスクを気にせずに、積極的な婚活を続けられる。


ざっと、これだけのメリットを享受できてしまう「オンライン婚活」ですが、これを結婚相談所が実施するメリットはかなり大きいと思っています。その一番の理由は、「安全・安心な出会い」でしょう。結婚相談所の会員様は、詳細なプロフィールを登録し、独身証明書や収入証明書等々の重要な証明書類を必ず提出した後に入会していますから、既婚者や“サクラ”の様な婚活にあるまじき存在が紛れ込んでいることは100%あり得ません。


しかも、全員が「自分と相性の合う素敵なお相手が見つかれば、直ぐにでも結婚したい!」と覚悟を決めている方なので、一年後の未来を見据えて活動することが出来るのです。今まで選り好みや厳しめの条件を出して、自分自身を消極的な活動で束縛していた方も、「オンライン婚活」と言う気軽さからか、以前よりも確実に積極的な活動をする様になってきています。


出会いのチャンスは確実に広がっているので、とても喜ばしい状況なのですが、ただ一つ問題点と言いますか、乗り越えなければならない課題があるのです。それは出会いのチャンスが広がった代わりに「遠距離恋愛」と言う頭のイタイ問題が浮かんできたのです。しかし、これも考え様によっては、遠いからこそ会いたさもつのる気持ちにもなると言うものです。遠距離恋愛を乗り越えるためのポイントを整理しておきましょう。


①適度な連絡が当たり前だと割り切る


そもそも一日に何十通ものLINEやメールを送り合うことが、重要なことかと言えば、個人的には寧ろどうかと思っています。少しでも返信が遅れると不安が募る気持ちは、全く理解出来なくはありませんが、そのうちお互いに負担に感じる様になるのではと思います。遠くて連絡が取り辛いくらいの感じで、丁度良い、それが当たり前だと割り切ることで余計な不安を感じることからも開放されるでしょう。声は聞けなくてもお互いを思い合っている“心の繋がり”を大切にしましょう。


②お互いを信じて信頼関係を固める


近くに居てお互いを事細かに監視していれば、信頼関係が深まって、固い絆が生まれるかと言えば、把握できる情報が多いことで疑いの気持ちが生じることもあります。ある程度離れていれば、どんな日常生活を送っているのか分からないことも多くなりますので、根拠のない疑いの気持ちは、持っても仕方ないと感じる様になるでしょう。人間は疑い始めると中々自己解決するのは難しくなってきます。それなら、いっそのこと疑いの気持ちを持たず、お互いの愛情を信じ、信頼関係の基盤を固めることに集中しましょう。


③ライフプランニングを共有する


プレ交際から一対一の真剣交際へと進む段階になる頃には、お互いのライフプランニングを共有してみることをお勧めします。結婚を前提のお付き合いを想定して、先ずは結婚までのスケジュール感、お互いの価値観や相性を積極的に位相合わせをするべく計画しましょう。それがイメージできたら、次に結婚後の生活を話し合いましょう。どこに住んでどんな生活を送りたいか、家族や友人や親類との関係性をどんな感じにしたいか、仕事とプライベートでそれぞれ、いつ頃にどんなことを実現していたいか、長期のスパンで凡そのタイムスケジュールを考え、お互いがそこで夢を一緒に共有していけそうか、と言った将来のことを素直に共有しあうと良いと思います。


④親友や家族の存在を大切にする


お互いの信頼関係をしっかりしたものにしていくとは言っても、やはり会いたい時に会えない辛さや寂しさは、どうしても感じてしまうことがあると思います。そんな時に自分のマインドを幸せ一杯のままに保てるのは、親友であり家族であることは間違いありません。この身近な頼りになる存在とは、遠距離の相手の話がある程度通じるくらいのスタンスにしておくと良いと思います。側に居て欲しい相手の話題をネタにして笑い話に花を咲かせることが出来れば、気持ちも落ち着くと言うものでしょう。自分にとって身近な存在が如何に重要な存在かを再確認できますし、自分の幸せを心から願ってサポートしてくれることに深く感謝する気持ちが広がると思います。


考え方一つで人間の感情はいくらでもコントロール可能なものが多いと思います。「遠距離恋愛」と言う一見困難な高い壁でも、その状況があるから感じられる、「相手への感情の高ぶりや募る想い」「会えない寂しさを次に会う時の喜びに変える」「お互いを深く信頼し合う揺るがない人間関係」「遠距離だからこそ感じられる深い愛情」...これらが、必ずや遠距離恋愛を楽しみながら乗り越えられる貴重な時間となって、掛け替えのない思い出を刻み、絆を深め合うことが出来るのではないでしょうか。



今日も良い一日であります様に。