日清カップ神奈川県大会〜先生のスタート地点はビリ〜
皆さん、おはようございます。タムタムランニングクラブ代表の、佐藤 心雄(さとうしんゆう)です。いつも訪問して下さり、ありがとうございます(._.)
昨日、日清カップ神奈川県大会(今年度最初の県大会)が開催されました。
※本來であれば全国大会の予選を兼ねた大会ですが、今年はコロナの影響で予選会も全国大会も中止になり、今回は神奈川県大会として開催されました。
大会中は、コロナ禍の影響により制限がたくさんあって大変でしたが…県大会を開催して下さった神奈川県陸上競技協会の皆さん、本当にありがとうございました。
そして、出場された選手・ご家族・ハードル指導して下さった武川さん・応援して下さった皆さん、朝早くからお疲れ様でした。ありがとうございましたm(_ _)m
今回、タムタムランニングクラブからは、1名の男の子(小6)が100mに出場。
【大会結果】
・6年男子100m54人中51位:18秒49
※後ろ3名は、恐らくコースアウトで失格
今回出場した男の子は、元々走るのが苦手で、僕と同じ最下位からスタートしてて、走るのが得意になりたい想いを胸に、タムタムに入会して下さりました。
そんな男の子が県大会にチャレンジするまで成長した事自体が本当に素晴らしいです。
大会は、試合前〜走り終わるまで、一連の流れを作ることから始まります。
大会でサポート依頼を受ける際、何でもかんでも受け身にならず、考えて行動する力を身に付けてほしいので、先ずは子どもたち自身に、スタート迄の流れを考えていただいた上で、サポートさせていただきます。
アップ開始前、右足首の痛みがあると話していたので、足裏・ふくらはぎ・骨盤付近・肩甲骨のマッサージ(10分ほど)をさせて頂いてからアップで走り始めたら、「うわぁ〜、輕い!!」と喜び、めちゃめちゃ輕い走りになり、本人も伸び伸び走ってました。
本番ではゴールまでしっかり走りきれていて感動しましたが、いつもの後半の伸びが欠けていて、何かあったかな…と思っていたら、50m過ぎから脚の痛みが出るアクシデントに見舞われたらしく、ゴール後は脚を引きずりながら歩いておりました。
組で一番最後にゴールし、落ち込んでいたので、試合後は、心と身体のケアをさせて頂きました。
陸上競技・ランニング指導を始めて10年。
この10年間の間に、様々な大会で、一番最後にゴールする子達にたくさん出会いました。
悔しくて大泣きしたり落ち込んだり…最後にゴールする子たちは、色んな感情が込み上げてきます。
その時、僕がかける言葉は、「先生も、元々はビリからスタートしているんだよ。でも、自分と向き合ったときにビリのまま終わるのは嫌で、走るのが得意になって全国大会に出たい夢が出來て、たくさんチャレンジして失敗して、少しずつ走る力が身について、夢を叶えられたんだよ。人は変われるんだよ。悔しい、辛い、変わりたい…その氣持ちを大切にして、前に向かって一緒に走ってみようよ。」
その後、子どもたちの目の色が変わります。
今回出場した男の子も、前を向いて"変わりたい"と話してたので、これから益々樂しみですね☻
ちなみに、小6男子100mの優勝タイムは12秒61で、大和みらい陸上教室OBの男の子は13秒61でなんと3位入賞㊗(゚∀゚)感動しました(T_T)ご本人の努力は勿論、チーム指導者のご指導・ご家族のサポートなど、周囲の方々の想いが力に変わりましたね。おめでとうございます㊗
引き続き、夢に向かってタムタム(樂しく)走りましょう\(^o^)/