ユーラシアスタッフが語る食の宝庫日本~その3~
ユーラシアスタッフ~が語る食の宝庫日本~その3~は、杉林、渡邉、斉藤信、齋藤晃、河合宏、伊藤豪、水谷です。
■杉林裕子
この夏ハマったのが、かき氷屋巡り。暑〜い外でキンキンのかき氷を食べるのが至福!夏のお祭りメニューのイメージですが、通年営業しているお店も増え、季節のフルーツやこだわりのソースで今や高級なデザートとなっています。中でも私は秩父にある天然氷屋のかき氷に感動!天然氷だと不思議とキーンと頭が痛くなる感じがなく、サクサク食べれるのに驚きました。抹茶やフルーツの定番味からピスタチオのエスプーマなんて変わり種、アルコールが使われた大人味もあります。いろんな味を食べたいところですが、1つ食べたら意外とおなかいっぱいで食べ比べはまだ挑戦できず…暑い夏ももう終わりですが、かき氷屋巡りはまだまだ続きそうです。(杉林)
■渡邉紗千
去年、初めて食べたのがこの「ぺちゃ焼き」。大阪出身の友人が「大阪に来たらたこ焼きじゃなくてぺちゃ焼き!」と言うので、言われるがままに食べてみました。プレスされたたこ焼きに卵とチーズがミックスされ、なんとも言えない美味しさ。最近になり、「実は東京でも食べられるんだよ(笑)」と言われたので、また食べに連れて行ってもらおうと思います。
■斉藤信
鉄道の旅において、より旅情を掻き立ててくれるのが駅弁。北は北海道から南は九州まで、ご当地の食材を使ったものなど無数に存在しますが、中でも私が衝撃を受けたのが豊橋駅(愛知県)の「稲荷寿し」であります。その時売り場には他の駅弁もあったのですが、なぜか一番シンプルな稲荷寿しにビビッときて衝動買い。そしてお腹が空いた頃に封を開けて、一口食べてみたところ・・・甘い!そしてしょっぱい!!しかしこの個性の強い2つの味のハーモニーは今まで経験したことのない絶妙なものでありました。こうして7つあった稲荷寿しは瞬く間に完食!
ちなみに製造販売元の壺屋さんが創業したのは明治22年(1889年)。稲荷寿しが作られたのは近くに豊川稲荷があることも関係しているそうです。そんな130年以上の歴史を持つ稲荷寿しを食べに、ぜひまた豊橋に行きたいです。
■三好恵梨子
海の近くに住んでいないとなかなかお目にかかれない、写真右側のこれ。亀の手というフジツボのように岩肌にくっついている甲殻類なんですが、初見のインパクトがとにかく強い!が、美味しい! 塩茹でした亀の手の袋のようになっているところに穴を開けて、溜まっている汁を吸い出します。次に中身をつまようじでひねり出して食べるのですがこれが癖になるお味で次々といただいてしまいます。どうやらスペインの方でも食べられているそうなので、いつかそちらでも食してみたいです。
■齋藤晃子
親戚が美食大国北海道や北陸にいたので、その時期になると美味しいものが実家に届いていて、食卓が季節感あふれ美味しかったものです。そんなことを言うなら、さぞ美味しい食材の話をすると思われるかもしれませんが、私が「美食の宝庫日本」で語りたいのはアイスクリームです。アメリカ生まれのくせにドイツ風の名前の世界屈指のアイスクリーム屋さんハーゲンダッツ社を愛してやまない私。カフェを日本から撤退させた時、どれほど嘆き悲しんだことでしょう。ハーゲンダッツの魅力、それは世界各国の地域限定フレーバーが大変豊富な事。あらゆる国の限定ものを食べてきましたが、なんと言っても日本の季節感溢れる限定フレーバーの豊富さが最高です。意外性に溢れる味であってもそれを上回る美味しさで、幸せな世界へ誘ってくれます。今年は蜜いもフレーバーが私に秋が近いことを告げています。
■河合宏美
海外から帰国した時、まず食べたくなるのがお寿司。自分はやっぱり日本人だなぁと思う瞬間でもあります。私が出会ったお寿司の中で、特に印象的だったのが、小田原で食べたお寿司です。生シラスの軍艦巻きにシラス巻き。そしてイカの塩辛巻き!食べたことがなかったネタの数々に驚嘆!食べてその美味しさにほっぺたが落ちそうでした。
■伊藤 豪
香川県で正月に食べられている郷土料理の餡餅雑煮です。白味噌仕立てで砂糖を使った甘いあんが入った丸餅を使った雑煮です。江戸時代砂糖は貴重品で正月のみの贅沢でした。大根もニンジンも丸く輪切りにされていて、今年も丸く生きようという願いが込められています。
■水谷桃子
これぞ名古屋、味噌煮込みおでん。八丁味噌で煮込んだおでんは、目を見張る黒さ。ぐつぐつと煮込まれた大根、玉子、豆腐、こんにゃくなど、甘すぎず辛すぎず、絶妙なコク。写真の大根は、10日間煮込んでいるそうで、中まで味味噌が染み込んでいます。〆には、牛スジや豚モツを赤味噌で煮込んだどて煮をご飯にかけたどて飯をいただきます。どえりゃあうみゃー(名古屋弁で"とてもおいしい")!