Fruity Love Philterでステレオトレモロ。
AASのラウンジリザードには2タイプのトレモロがあります。
・Tri:三角波 (/\/\)- 常に一定スピードで左右に移動するトレモロ。
・Sqr:矩形波 (_ ̄_ ̄)- 左右に切り替わるトレモロ。
※(カッコ)内は「上が右、下が左」と考えると動きが判りやすいと思います。
Rhodesとステレオのトレモロの組み合わせは弾いていてとても気持ちいいんです。
でも、更に気持ちよくなりたい!(笑)
ということで、Fruity Love Philterでトレモロをかけてみました。
1.デフォルトプリセットを読み込みます。
2.FILTERをOFFにします。
3.PAN > LFOのTNSノブで波形を設定します。
4.エンベロープ左端のポイントの上下で効果量、SPDでスピードを調節します。
TNSで三角波~サイン波~矩形波まで自由に設定できるようになりました。
実はここからが本番です。
更に気持ちよくなるために「トレモロの波形を周期変化させたい。」
「トレモロに強弱をつけたい。」
それぞれTNSとエフェクトのミックスレベルを動かせば可能です。
オートメーションのLFOやPeak controllerを使うと簡単にできます。
Peak controllerの場合はLFOを使います。
Peak controllerを起動したらTNSを右クリックしてLink to controller...を選びます。
Internal controllerでピークコントローラーのLFOを選びます。
Muteのチェックを外して、SHAPEを三角波、BASEを50%、VOLを40%にします。
三角波~矩形波~三角波とモーフィングする速度をSPEEDで調節します。
「トレモロに強弱をつけたい。」は、直接エンベロープを書いてもOKです。
↑この例ではループさせています。
さらに一歩進んで、「打鍵した直後のパンは強く→だんだんマイルドに」なんてこともできます。
先ほどと同じようにInternal controllerでFruity peak controllerのPeakを選びます。
BASEを50%、VOLを50%します。
音量のレベルに応じてトレモロの波形が矩形波→三角波へと変化します。
LayerでFruity Envelope Controllerを一緒にトリガーすると更にいい感じになります。
Envelope Controllerを読み込み、Internal controllerに任意のアーティキュレーターを選びます。
選んだアーティキュレーターのDECを200%にします。
ADSRのまま変化時間を伸ばしたい時はPoint3/4を動かします。
DEC 200%のままだと3:000くらいでいい感じになると思います。
自分は最終的にADSRを消して、6:000までひっぱりました。
レベルではなく時間経過で変化するのでどんな音にも使えます。
ステレオのトレモロは他のプラグインやオートメーションのLFOでもできます。
Fruity PanOMaticではモノ(VOL)とステレオ(PAN)のトレモロができます。
サイン波、三角波、矩形波の3種類を選べます。
Hard coreのMODULATORはモノ(AMP)とステレオ(PAN)に加え、PITCHも揺らせます。
FL STUDIOは複数の手段が用意されていて、自由に選べるのがいいですね。