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Repair Studio

『梅雨の終わりですが』

2016.07.26 23:50

やっと梅雨が終わりましたが皆さん突然の雨で革製品等に雨染みをつくりませんでしたか?

今回は防水について簡単に勉強しましょう。

まずは防水と撥水の違いですが簡単に言うと撥水は表面に加工を施すもの、防水は防水加工されている前提で靴でいうとアッパーとライニングの間に水の侵入を防ぐシートがはいっていたり防水透湿性素材を使っていたり、、、んなんか聞いたことがあるような、、、

そうです。代表的なものがゴアテックスです聞いたことはないでしょうか?

防水透湿性素材とは水をはじき風を通さず内側からの水蒸気を逃し蒸れないといったとても優れた素材なのです。

今では色んなものに使われており医療などでも使われています。しかし永久ではないので徐々に効力はなくなってきます。

そして我々が使用する防水スプレーです。

防水スプレーはフッ素系とシリコン系があり一般的なのはフッ素系が多く革製品や衣服等に使われます。

フッ素系は繊維をコーティングして水をはじきます。革靴用、衣服用などの明記を確認してから購入しましょう。

シリコン系はシリコンの膜を張り防水効果は非常に高いですが通気性が悪くなるので靴などには向いておらずレインコートや傘等にオススメです。(私は愛用しています)

最後に簡単に実験してみましょう。

まずはフッ素系です。

水分を吸収しやすいナチュラルな革を使います。


わかりやすくマスキングします。

(マスキングテープ以外の場所が撥水加工してあります)




見事ですね!

(ただし摩擦に弱いので手ですりこむとそのうちに染み込みます。)


そして私も色々と愛用していますシリコン系です。水に弱いティッシュペーパーを使います。




ちょうど良い水槽がありました。お魚ちゃん少し失礼しますね。。。




片面はピクリともしません。

(手で押し込んでも沈みません)

片面は一瞬で水浸し、、、

5分ほど放置しましたが大丈夫でした。




このとおり水分を一切通しません

色々とお世話になっているシリコン系は最強です!!

まさに無敵バリアー!!

バリヤー!!ん?どっちだ?

まぁそこはいいでしょう、、、

ちなみに網戸にシリコン系で加工すると窓を開けっぱなしでも雨を通しません。

もちろん人間の皮膚にも効果あります。。。

でも絶対に使用してはいけませんよ。

防水人間にはならないで下さいね

(^-^ゞ

ちなみに私は一度、手袋をしておらず防水の手になったことがあります。。。


使用の際には使用上の注意をしっかり確認しましょうね。