2020年10月ご相談アドバイス①「将来が見えなくて怖いです」
◇クライアント様 女性
◇ご相談内容 「将来が見えなくて怖いです」
◇アドバイス
○○さん、はじめまして。
Heart To Heartの楠と申します。
お悩み、拝見しました。
もう少し、詳しくお話を伺わないと分からないこともあるので、ご状況やお気持ちを推察させていただきながらお話しさせていただきますね。
○○さんは、転職を決意されたのですが上手くいかず、一番信頼していた上司の異動や一緒に転職を決意した仲間が先に転職が決まり、ご自身だけが取り残されている感じがしているのですね。
また、芸能人の自死のニュースが、何もかも嫌にさせたり、生きていたくないと思わせたりするのですね。
文面から、とてもご不安になられ思いつめていらっしゃるようにも感じました。
たいへんお辛いことと存じます。
上司の方やお仲間さんが、それぞれご自分の進むべき道を歩み始めていらっしゃるのを見聞きすれば、取り残されている感じがしてしまうのも無理もないことと思います。
私も、就職活動が上手くいかないときなどは焦ったり、自己嫌悪に陥ったり、前向きでいられなくなってしてしまうことばかりだったので、お気持ち本当によくわかります。
このような状況でも、ご不安をどう解決したら良いかとご投稿くださり、とても健気に頑張っていらっしゃると感じました。
よく、辛い心の内をお話しくださいました。
少しでも、○○さんのお力になれますようにお話させていただければと思います。
一般的に、転職にかかる時間は3~6か月と言われています。
もしかしたら、今はコロナの影響でそれ以上の日数がかかってしまってもおかしくはないでしょう。
求人は少なくなっているようですし、大変ご苦労なさっていらっしゃると思います。
お仲間さんが、転職を早く決められたのはあまり多くあることではなく、むしろ珍しいケースなのではないでしょうか。
もしかしたら、焦る気持ちもおありになるかもしれませんが、焦らなくともいいのですよ。
求人は少ない状態ではあるものの、どんな企業でもいい!という訳ではないですよね。
ご自身の興味や価値観、待遇などがある程度納得できて、またご自身の能力やスキルを活かせるような活躍の場を見つけるためには、多少お時間は必要ですしお時間がかかるべきところなのでもあると思います。
妥協や譲歩しすぎたり、業務内容をきちんと理解せずに働いてしまうと、後々こんなはずでは。。。ということになることも考えられます。
なるべくそういった心配がないように、転職にはお時間をかけて探す方が就職した後のためにも大切です。
○○さんのご年代だと、ベンチャーから老舗まで応募のチャンスはまだまだたくさんありますよ。
職安や転職サイトなど、是非色々な媒体で情報を収集してみてください。
それから、お仕事にも人と同じようにご縁があります。
受からなければ、ご縁がなかったのだ、と考えてみてください。
キャリアに関する有名な理論家一人に、クランボルツという学者がいます。
クランボルツは、自身の理論の一つに、多くの仕事は偶然ではなく偶然のようで実は必然的に見つかる、として著書で事例も紹介しています。
いわば、ご縁があるところに必然的につながるようになっている、と言っても過言ではないようです。
あくまでも、クランボルツの主観の一つですが、私も人でも仕事でもご縁は実際にあると思っています。
ご縁を手繰り寄せるのは、仕事の情報を集めることや人と出会ってみること、自分が仕事を探していることを発信すること(仕事がないか誰かに聞くことや、実際に応募すること)、必要ならば勉強することなどが大切です。
諦めずに転職活動を続けていれば、きっと良いご縁につながっていくと思います。
転職先が決まるまで、転職活動のモチベーションをあげるのは、なかなか大変かもしれませんね。
そういう時には、ブリーフセラピーという短期療法をおすすめします。
相性もあるかもしれませんが、モチベーションをあげていくことは可能だと思います。
面接試験の前に受けられる方もいます。
もし、ご興味があれば、臨床心理士やブリーフセラピーを扱えるカウンセラーにご相談することをご検討なさってみてくださいね。
ご参考になりましたら、幸いです。
○○さんのお悩みが改善されますように、心からお祈り申し上げております。