やりたいこと探しをしていても、豊かにも幸せにもなれないのは、なぜかというと・・。
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【やりたいこと探しをしていても、豊かにも幸せにもなれないのは、なぜかというと・・。】 より
こんにちは冨永のむ子です。
そこかしこに金木星(キンモクセイ)の香りがする季節になりました。数年前に、この香りとともにやってきた大切なメッセージ。今年も加筆しつつお届けしますね。
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自分らしく生きよう、人生をもっと輝かせよう。そう思った時、多くの人は「やりたいこと」を探そうとします。
「私は何がやりたいんだろう」「私にむいていることは何?」「私の使命は?」
と職業や資格などに意識を向ける。
でも・・・・、「やりたいこと」とは、自分を木にたとえたらお花の部分。
これはDoing・・・ 肩書とか職業、【何をするか】です。ちなみに、実の部分はHaving・・・【何を手に入れるか】今多くの人が夢中になっているのは7桁収入とか、
いいねやフォロワー数の数とか、引き寄せーとか??(笑) でしょうか?
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もちろん花や実も大切です。必要ないとは言わない。
でも花が咲き、実を結ぶためには、そもそもそれ以前に、自分はいったい何の樹なのか・・という自分のBeing =自分が本来どんな人で、何を愛してやまないのか、何が大切で、何を心地よく感じ、何に幸せを感じるのか。=【どうあるか】つまり、自分の個性や自分が望む幸せの形を、理解することが大切だと思いませんか?
そこを知らずに花や実ばっかり追いかけてしまうと、結局中途半端で飽きてしまうし、身に着けたスキルや資格にとらわれる。
・・そして、そんな自分にがっかりしたりしますよね。
秋が深まる直前、街はキンモクセイの香りに包まれますね。キンモクセイさんは今が花盛りの季節。思い切り咲けば咲くほど命が輝き、そのおかげで私たちも香りを楽しませてもらえる。
でも、仮にあなたは春に香り高く咲く沈丁花(じんちょうげ)だとします。
沈丁花は秋には咲きません。それは沈丁花という花の命の計画通り。そもそも沈丁花が秋に咲き誇らないことは何の問題もない。
ですから、自分が沈丁花であること、そして秋には花が咲かないということをちゃんとわかっていたら、「今はキンモクセイさんの出番ねー、うーん良い香りー、癒されるわー 素敵ー」と・・・、素直にその姿や香りを楽しめることでしょう。
でも、自分がどんな花なのかを知らないで、むやみやたらに、「ただ花を咲かせなきゃ!」香りを放たなくっちゃ!このままの自分じゃだめよ! どうしたらいいの?と頑張っているとしたら、咲き誇っているキンモクセイを見て焦るでしょうし、香りを楽しむどころか匂いをかいだ途端にイラついてしまうかもしれません。
焦って不安になって「何よ、あんたばっかりいい香り出しやがって!」と嫉妬のあまり攻撃的になって批判し始めたり、「咲けない私はダメなんだ・・・」って自分を責めたり。
あげくの果てに、無理矢理咲こうと必死で頑張って、でも当然ながら秋には咲けないもんだから、苦しんで心身が疲れ果てて・・・
そうしているうちに季節がめぐって、秋や冬にしておく必要のある準備が整わず、本来咲くべき春に咲き誇れない事態を招いてしまう。
マイナスのループに陥る人は、たいがいこのパターン。
「自分が自分が」って思う一方で、周囲と自分を比較して苦しくなっていく。等身大の自分を受け入れないままで、頑張り過ぎて、前のめりになって花や実ばかり追いかけても、自分の個性や本来の計画に沿っていなければ、花は咲きっこないし、その状態でどんなに頑張っても疲れ果てるだけなのです。
花は咲きっこない、なんて言われると悲しくなっちゃう方もいらっしゃるかもしれませんよね・・・。・・・でも、もしもあなたがその状態だとしたら、だからこそ本当は大丈夫なんですよね。
あなたの命が輝かないのは、今のあなたの、やり方、考え方や捉え方、そして自分とのつきあい方が、世界でたった一人のあなたの個性や、命の計画に沿っていないからであって、あなたそのものがダメなわけではない!・・・のですから・・。
そもそも、あなたが本当にやりたいことは、探そうとして見つかるものではなく、既に存在している。
あなたの個性を生かすための、生まれ持った命の計画の中に既にある。
だから、その計画通りに自然に生きたら、命は自然に輝いていくのです。
たとえば、真夏に大輪の花を咲かせるひまわり。
ひまわりは開花のために、他の植物以上に多くの日光が必要だけど「私だけたくさん光を浴びたら悪いかしら?」なんて思わないですよね?
そういうものだから、そうやって生きる。ただそれだけ。
自分の個性を認め、生まれ持った命の計画に沿って自然に生きさえすれば、自然に自分らしく生き、心地よく命を輝かせることができる。
そう思いませんか?
あなたがいつ咲くのか、いつ実を結ぶかも、自然の摂理、宇宙の法則において決まっています。そしてそれはあなたが生まれ持った命の計画しだい。
あなたが抗いようはないのです。
そして人生は咲いている時間だけがすべてではない。
そもそも自分がどういう種類の花なのかを知り、四季折々を通して自分という名の花の手入れそのものを楽しめば、開花時期だけでなく人生のすべての時間が充実するはずです。
一生懸命水やりしていたら、ちっちゃな目が出るだけだって猛烈に嬉しいはずだし、
まだ見ぬ芽やお花を想って水やりする時間そのものも楽しいでしょ?
自分らしく生きること、命を輝かせることってそういうことではないですか?
あなたの自分らしさや、本当にやりたいこと、やるべきことは生まれ持った命の計画の中で決まっている。既に自分の中にあるのです。
人と比較して、足りないものを手に入れようとしたり、自分以外の誰かになろうとしても、苦しいだけ。
そして本来自然に咲くべきものが咲かなくなってしまいますよね。
あなたが本当に命を輝かせたいならば、まずは自分に意識を向けること。
自分を大切にして、自分の個性を尊重し、生きたいように生きる。それだけといえばそれだけなのです。
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わかっちゃいるけれど、なかなかそれができないんだよね・・・
という方の気持ちとてもよくわかる。
私も人と自分を比べたり、焦って空回りしてきましたから、だからそんなあなたに私が猛烈におすすめしたいのは、自分が生まれ持った個性と、その計画を明らかにすること。ご自分の中に既にあるそれを理解し、そこに沿って生きることで、あなたは本当に生きたい自分だけの人生を生きることができます。
無理することなく自然の摂理に沿って咲かせる予定の花が咲き誇り、実る予定の実をたわわに実らせることができる大切なことを犠牲にせずに、本当に願っていたことが、すべて実現していくのです。
キンモクセイをうらやみ苦しむような生き方を抜け出し、世界にたったひとつの自分だけの花を謳歌する人生になるのです