万能選手・多井の個人メドレー!BLACK DIVISION 第7節 3回戦A卓レポート
7/23(土)21:37よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて配信された、RTDマンスリーリーグBLACK DIVISION 第7節 3回戦A卓の様子をお届けします。
対局者は、起家から順に
白鳥 翔(日本プロ麻雀連盟)
滝沢 和典(日本プロ麻雀連盟)
鈴木 たろう(日本プロ麻雀協会)
多井 隆晴(RMU)
レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。
開始前の成績はこちら↓
一時期マイナス300で最下位になっていた多井が、あれよあれよという間に好位置に上がってくると、最終節2連勝で3位まで浮上してきた。
この半荘でトップを取ると、準決勝当確となる。
プレッシャーがかかる場面だが、多井が2連勝の勢いそのままに、本日の充実ぶりを見せつけていった。
まずは、1p、東とポンしているホンイツのたろうに向かってリーチで対抗。
もちろんマンガンが見えるために打点的な意味合いでリーチをかけたのだが、まだ字牌が余っていないたろうの浮き牌を狙うという意味合いも含まれている。
そして、相手のたろうはというと・・・
正に發が浮いているイーシャンテンだったたろう。7pに9pがくっついてテンパイを果たすと、發を打って多井に放銃となった。
先行していたたろうから、多井が5200直撃で僅差ながらトップ目に立つ。
すると、ここからは多井の時間となった。
東3局、終盤にテンパイが入った多井が、ハイテイで4sを掴むも、これをノータイムでツモ切り。
全員ノーテンを見事に読み切って1人テンパイの1000オールで持ち点を3万点に乗せる。
続いて南2局には、8巡目テンパイのチートイツで待ち牌を変えていき、最後は2枚切れの白単騎を冷静にダマテン。
これを白鳥からリーチが入った瞬間に滝沢から拾い、トップを近づける大きな1600。
最後は、南3局でリーチ一発ツモのハネマンをアガり、これでダントツ。
オーラスも、トータル2着の白鳥にアガらせないように立ち回り、完勝。
リーチ出アガリ、1人テンパイ、ダマテン出アガリ、リーチツモと、万能選手の多井らしい多様な加点方法で他者を圧倒した。
その姿は、正に1人だけ個人メドレーを泳いでいるかのようであった。
多井「ガッハッハ、おれが多井隆晴だ!!( ̄▽ ̄)」
これで多井が準決勝当確。
白鳥はラスを引かなければほぼ通過。
村上、柴田、たろうは、基本的にはトップを目指す戦いとなる。
最終半荘にどのようなドラマが待っているのだろうか。
鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)