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AW11 エンジン分解・点検

2020.09.17 10:14

先日降ろしたエンジン

補機類を取り外し、エンジン分解作業

こうやってエンジン単品の状態になると、今までの修理の粗が見えてしまうもので・・・

外見の目視では、以前にオイルパン剥がしてオイル漏れ修理したのでしょうけど、ちょっとお粗末な作業

ボルトも一本折れてるままの状態


ヘッドのスラッジは相応かなと

こちらも粗が・・・

以前にカムのオイルシール交換したのでしょうけど、きちんと奥まで入っていないし、平行に入っていない

これではシール交換してもオイル漏れます


そして、ヘッドを降ろしてブロック側の点検

おっと・・・

過去に長期間動いていなかったエンジンだとすぐ分かります

シリンダー側面の錆痕

ピストントップの錆びた上からのカーボン蓄積

屋外にてエンジンを動かさなく、長期間放置してるエンジンは大体この状態になります

湿気などにより錆びてしまうんですよね

ウォータージャケット内の錆も酷いですね

他にも気になる点があるのですが、そちらは後日

ピストンもスラッジと錆によってオイルリングが固着してる状態

このような状態でしたので、シリンダーブロックはボーリングが必要になり、オーバーサイズピストンで対応となります

しかしながら、純正O/Sピストンは生産終了

でもご安心ください!当社ではオリジナルのオーバーサイズピストンがありますのでまったく問題ありません