【100切り講座 第19回】6対4の刻みでリスク分散
【本題:6対4の刻みでリスク分散】
今回はコースマネジメントのお話です。スコア110前後の方、マネジメントだけで十分に100を切ることができる人が殆どです(本当に本当です!)。なので、100切りを優先したい人は、是非今回のマネジメントを勉強してください!
※書き足しているうちに、メンタル的な話もあり、少し難しいお話に。。。じっくり読んで頂ければ幸いです。意味が分からなければ、質問ください。
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【目標】
主に100切りをしたい、安定させたい初心者さん向けへの記事です。ストイックなことは私自身苦手なのでその様な話はしません。目標は、難易度の低いコースの白ティーから100切り安定です!!
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皆さんは、グリーンセンターまで残り200yの場合にどのように考えるでしょうか?
ある程度平坦で広い状況としておきます。
①狙う
②刻む
「①狙う」とお答えした方は、そのクラブは得意クラブでしょうか?何割の確率で(グリーンに乗らないまでも)綺麗に当たりますか?7~8割以上の確率で綺麗に当たらないのあれば(マネジメントとしては)持つべきではありません。その様な選択からチョロやOB、そして大叩きの経験がありませんか?もしグリーンが空くのを待っていたとしたら更に悪手です。
「長いクラブの練習だ!」と言う方もよくお見掛けしますが、「200y先のグリーンを狙うショット」というのはメンタル的に難易度は高くなります。難易度の高い状況で練習するのではなく、まず難易度の低い状況で練習し、8割の自信をつけてから挑戦すべきです。
※Q1、メンタル的に難易度の低い状況とはどのような状況でしょうか?
※Q2、グリーンが空くのを待つのはなぜ更に悪手なのでしょうか?
(それぞれ回答はページの最後に記載)
さて「②刻む」とお答えした方は、何ヤードぐらいに刻みますか?
①180y+20y(グリーンエッジ狙い)
③150y+50y
④120y+80y
⑤100y+100y
「①180y+20y」を選択
これもまだまだ難易度は高いです。綺麗に当たってもバンカーに入るかもしれません。曲がるとこの飛距離と言うのは十分OBになり得ます。上手く行き、20yが残ると寄せワンの可能性もありますが、、、
8割の自信がなければやめておきましょう。
「③150y+50y」を選択
150yを8割の確率でフェアウェイへ運べる自身はありますか?あるのであれば、1打目としてはOKです。しかし、残り50yはどうでしょうか?これも50yが得意なのであればかまいませんが、一般的には40~50yというのは、中途半端で難しい距離とされています。私自身この距離は極力残さない様にマネジメントしています。
「④120y+80y」を選択
私はこれがお勧めです!120yのショットというのは、180yや150yと比べ当然簡単です。そして80yを8割以上の確率でグリーンに乗せれるように!←これは頑張って!
「⑤100y+100y」を選択
これまで述べた考え方だと、120yより100yの方が簡単だから、こちらが良いのでは?と思うかも!?
1打目についてはその通りなのですが、次打についても考えましょう。80yと100y、どちらがグリーンに乗せられる確率が高いですか?100yの方が得意と言う方は⑤が正解です。80yの方が確率が高いという方は、④を選択しましょう!
「6対4の刻みでリスク分散」
漸くタイトルについての説明ですが、
刻む際には、1打目と2打目のリスク(難易度)を分散させましょう!1打目で無理をし、成功すると2打目は簡単かもしれませんが、やはり1打目がミスをする確率が上がります。だからと言って1打目を簡単にしすぎると2打目に負担がかかります。バランスが大切ですね。
目安は6対4で刻む!
残り、300yの場合は、180y+120y
残り、250yの場合は、150y+100y
残り、180yの場合は、100y+80y
例えば残り300yの場合は、180y+120yと考えます。
1打目をもっと飛ばせは、2打目は簡単になりますが、当然1打目の負担(難易度)が増します。フェアウェイも広く、220yをきちんと打てる自身があるのであれば、その選択もありですが、スコア110ぐらいの方にとっては難しいのではないでしょうか。
必ず6対4と言っている訳ではなく、6対4をベースに、残り距離や間の障害物なども考慮してくださいね。
※Q1、メンタル的に難易度の低い状況とはどのような状況でしょうか?
グリーンを狙っていない状況のこと。
例えば、100y打つにしても、グリーンを狙う100yと、コース中央を狙う100yでは、メンタル的な難易度は当然変わってきます。ティーショットが良かったのに、残り100yでダフってしまうなんてのは、まさにこれですね。
※Q2、グリーンが空くのを待つのはなぜ更に悪手なのでしょうか?
「待ったのだから(同伴者や後ろの組を待たせたのだから)、良いショットを打たなければならない」なんて考えてしまい、メンタル的な難易度が上がる為です。自身の無いショットは更にミスの確率が上がるでしょうし、遅延プレイにも繋がります。
【おまけ】刻む時こそ練習を!
グリーンを狙っていないのでメンタル的な難易度が低く、ショットの成功率が上がります。綺麗に打てるという経験が、後々グリーンを狙うショットの自信に繋がります。結果的に狙った距離でなかったとしても何ヤード飛んだかを確認しておきましょう。