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うた、詩

ずっと

1998.10.07 21:55

ずっと忘れてたことがあった

それは畳のにおいのする

あの部屋の

とても暖かい日差しと

隣で伸びるちいさなネコ


この手に抱き上げた感触が

とても愛しく感じたあの日


ずっと一緒にいるって

疑うことなど知らなかった

少し開けた部屋の窓から

君が来そうな気がして


とても静かな時間だった

とても例えようのない

不思議な空間に

君は確かに生きてた

昨日のように思い出せる


僕だけじゃない記憶だけど

君はいなくなった あの日から


ずっと一緒にいるって

疑うことなど知らなかった

少し開けた部屋の窓から

君が来そうな気がして


ずっと待ってた

幼かったあの日