シンガポール歴史散歩@Everton road
2020.11.19 04:30
ニールロードから南下して旧マレー鉄道のタンジョンパガー駅までと続くエバートンロード。
装飾が施された建物が残っているのはニールロード付近のみで、
後はHDB(住宅団地は1965年に建設され、7つの12階建てのブロックで構成され、当初はシンガポールのハーバーボードのスタッフを収容していた。)へと開発されている。
通りの角にあるアールデコ様式の窓のある大きな6区画のショップハウスは昔はboyanese pondok(バウェアン島民のポンドック(共同宿泊施設)。
19世紀初頭、インドネシアの島、バウェアン島(Pulau Bawean)からボヤ人(Boyanese)達がより良い暮らしを求めて大量にシンガポールにやって来た。
そして彼らはこのポンドックに滞在し、共同生活を送っていたのだそう。
ここは新しい移民のためのコミュニティシェルター、共同支援と福祉の役割を果たしている施設でもあったそう。
1890年にいくつかのショップハウスが建てられ始め、次の世紀にほぼ完成し、初期のショップハウスの多くは今では取り替えられているとの事。
一部のショップハウスは、パターン化されたレンガとアールデコ様式のハイブリッド。
どちらかと言うと、zenな香りがする家は昔の面影もないほどに建て替えられていた。
日本の古い蔵とかそんなイメージの家。
エヴァートンロードはブレアーロードに続く横道があるのだけど、ブレアー通りの影響か、こちらの横道の方に並ぶ家の方が美しい。
コチラの方が明るくカラフルでもあるのです。
そうそう、エヴァートンロードのバウェアン島民のポンドックだった家の近くにはYipさんのウォールアートがある。
この洗濯しているAmahの絵はYipさんの最初のウォールアートだそうだ。