2020年STEPS参加者の声①「聖書的カウンセリング(Biblical Counselig)の必要性について」
私は今、2回目の過労によるうつの療養中です。その中で感じた医療やプロのカウンセリング等と、Biblical Counselingの違いや、Biblical Counselingの必要性に関してお話したいと思います。
実体験の一例として参考にしてもらえれば幸いです。
結論から言うと、Biblical Counselingは必須で、医療とかカウンセリングは個々人の必要性に応じて利用すると神様が望む回復へ近づけると思っています。
ですが、それには個々人の心の状況や置かれている状況、体調などに合わせないと意味がない、とも思います。
私のケースを話すと、まず一回目のうつの時は、寝たきりになる程ではなく、なんとかまだ動ける体力があり、「自分が変わらなければ」という考えはほぼゼロで、周りの環境を変えればいいと思っていました。
ですので、CR(セレブレイト リカバリー: STEPSの簡易版みたいなもの)に参加していたけれども、耳の痛いアドバイスには聞く耳を持たず怒りで反応していました。
ですので、社会的恩恵(この時は傷病手当、休職を続けるために必要な医者のコメント)をいただくためだけに通院。医者から処方された薬は、服用する方がしんどくなるので、服用しませんでした(医者にも副作用がひどいから飲まないと言って了承は得ていました)。
当時の牧師も私のすべての状況を把握おり、クリスチャンカウンセリングを受けるようには言ってこず、私が何かしてないとしんどそうだから、教会事務の手伝いをさせてくれました。
結局、当時の私は神様が用意してくれていた休むためのものすべてを受け入れることができず、未回復のまま、転職し、環境だけを変えました。
結果、2年後、また過労によるうつを発症し、退職せざるを得なくなりました。
この時は全く動けず寝たきりに近くなり、お金も何もかもなくなり、神様しか頼るものがなくなりました。
そこでやっと、過労を起こす原因をしっかり考え始め、自分が変わらないと過労によるうつを繰り返すことに気づきました。
ですので、クリスチャンカウンセリングを受けるよう牧師に言われたときは素直に受け入れ、他の友人や家族からのいろんなサポートもありがたく、素直に受け入れるようになりました。
当時はクリスチャンカウンセリングのみで十分と思っていたけど、回復するにつれて、神様との時間をもっと取りたいと思うようになり、STEPSやLightProjectで学ぶ機会が与えられました。
そうするとすぐに、私の中に大きな変化が生まれ、クリスチャンカウンセリングで、自分の問題にしか目が行ってなかったところから、神様に目が向くようになり、現在、すごいスピードでいい方向へ進んでいっています。
具体的に一例を話すと、神様を深く知ることで、過去の傷に向き合うとき、自分のことだけでなく、傷つけた相手を優しくいたわる、あわれむ心が出てくるようになりました。心が広くなったというか、視野が広くなったというか、そんな感じで、普段のイライラも驚くほど減りました。
今回ももちろん医者にかかり、社会的恩恵に預かっています。
以上の私のケースからわかるように、個々人の状況が神様を受け入れるように整っていれば、神様が望む回復には、Biblical Counselingは必須で、その他プロの力が必要ならばそれぞれのケースに合わせて取り入れるのがいいのかなと感じています。中でも医者のコメントの力はこの世に中では大きな力を持っているので、金銭面や療養の為のゆっくりする時間の確保の面からも頼るといいかなと感じます。
ただ本人が神様や周りの言葉を受け入れられる状況じゃないと、プロの力も何もかも拒否状態になるので、まずそこが大切かもです。