「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「乱交パーティー」は「売春防止法違反」になるという法解釈
「宇田川源流」【土曜日のエロ】 「乱交パーティー」は「売春防止法違反」になるという法解釈
今週も土曜日になった。またエロの日である。
さて、今週は私の友人たちがYouTubeチャンネルを始めたので、その後報告からすることにしよう。まあ、告知のようであるが、基本的に「エロ」なので、その内容ということでご容赦願いたい。
「00am」という番組であり、まあ、要するに昔のテレビ番組で、エロも何も様々な情報番組を行っていた「11PM」のオマージュである。いや、正直な話「オマージュ」という言葉を一度使ってみたかったのだが、この使い方であっているだろうか。そのチャンネルが始まって第一回は「AV監督の語るAV業界のコロナ状況」であるという。まあ、本物の監督の話す内容は、なかなか面白い。
そもそもAVということは、当然に全裸での撮影がメインであるということになり、また濃厚な接触(東京都知事の言う濃厚接触ではなく、文字通りの方の濃厚な接触)が必要なのである。そのうえ、まさか人目につくところで撮影できるわけではないので、当然に「密室」での撮影になるのであるから、それはなかなか大変なところであろう。
ついでに言えば、撮影中に急に化粧が変わるということもないので、ある程度はシャワーなども浴びることができない中での撮影である。それはなかなか大変であろうと思われる。そのような話が聞けるのであるから、それはなかなか興味深い。
題材がAVというだけで、実際にはかなりまじめな話である。「職に貴賤はない」というが、何かと偏見で見がちなAVという業界に関して、まじめなAV業界を見てみるのもよいのではないか。
まあ、このチャンネルに私自身が出てエロい話を披露することもそう先ではない。
さて、今週はなんといっても「学術会議」の話と「台風14号」であるが、この辺の話は本編のブログでするであろうから、その話は今回はそちらに譲ることにしたい。
自宅で「乱交パーティー」開催 容疑で男らを逮捕 大阪
自宅に男女を招き、集団で売春行為をさせたなどとして大阪府警南署は4日、売春防止法違反(周旋)容疑で大阪市中央区島之内、無職、村上芳浩(よしひろ)容疑者(62)を逮捕し、公然わいせつ容疑で30~60代の男女計7人を逮捕したと発表した。
同署によると、村上容疑者は「男女を集め、乱交パーティーを開きました」と容疑を認めている。
村上容疑者の逮捕容疑は8月上旬、自宅に男女を招いて売春させたとしている。男女7人の逮捕容疑は今月3日、村上容疑者の自宅で裸になるなどわいせつな行為をしたとしている。
同署によると、村上容疑者は「村雨(むらさめ)会」という名称のアダルトサイトを運営。サイトを通じて参加を希望した男性から1人約1万5千円を徴収し、女性には報酬を支払っていたという。
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛要請期間中にも、複数回パーティーを開催していたという。今年1月下旬、同署に情報提供があり、捜査していた。
村上容疑者は約10年前からサイトを運営し、自宅やホテルなどでパーティーを開催していたとみられ、府警は詳しい活動実態などを調べる。
2020年10月4日 16時7分 産経新聞
https://news.livedoor.com/article/detail/19001892/
さて今週の記事は日本のことである。日本で、「乱交パーティー」を主宰して単純に「売春防止法違反」ということになったという感じであろう。
まあ、基本的に「ホームページ」上において不特定多数に、参加費を徴収して性行為を目的にパーティーを開き、性行為を斡旋ていれば、当然に、売春に当たるであろう。これを「乱交パーティー」と名前を変えたところで、基本的には、金を払って性行為を夫婦または自由恋愛ではなくおこなうということになるのであるから、当然に一組の男女に焦点を合わせれば、当然に売春に当たるということになる。
以前「ハプニングバー」というところがあった。六本木などにおいて流行っていた時期があるが、これは、「性行為斡旋」ではなく、そのバーの中で何が起きるかわからず、その何が起こるかわからないイベントの中で、男女が自由恋愛でそのままどこかに消えるということであるから、その性行為までのプロセスに一応「自由恋愛」が存在し金銭が介在していないことになっている。もちろん「建て前」であることは間違いがないであろうし、まあ、それなりに逮捕者も出しているのであるが、しかし、まあそれでも一応偽装はしていた。
しかし、今回の「村雨会」に関しては、全く隠すこともなく、完全に「乱交パーティーだから売春ではない」というスタンスで物事を進めていたが、これらの内容は基本的に「単語」ではなく「行為そのものもの評価」で罪状が決まるのである。そのことがわかっている人は、ハプニングバーのように少なくとも表面上は何とか取り繕うことになるのである。
まあ、逆に上記の記事ににあるように「村上容疑者は約10年前からサイトを運営し、自宅やホテルなどでパーティーを開催していたとみられ」<上記より抜粋>とあり、実際のところ10年間も放置されていたということになるのである。もちろんだからといってやってよいというものではない。
さて、そのような犯罪のことを言うつもりはない。あえて言えば、「乱交パーティー」も「ハプニングバー」も、何年も続きながら女性も男性も参加者が絶えないということになる。つまり、実は男性も女性もこのような場を求めているということになるのである。
基本的に法律に違反しない状態であるならば、自由に性的な関係を持ちたいと思っているということではないか。実際に社会に出ている女性の方が家に入ってしまった女性よりも若く見える。同じ女性であってもテレワークなどで外に出なくなった女性は、申し訳ないが老けて見えることがある。女性にとってみられている、他人の視線があるということはそれだけ大きなことなのではないかという気がするのである。それは「他人に見られること」「他人に自分を出すこと」が美の秘訣という人も少なくないのではないか。そのように考えたときに、そのような意味での「エロ」はある意味で必要なのかもしれない。
そのような観点でのエロが必要になってくる可能性もあるのではないか。このような事件で表になった時に、その裏側を読み解くことは必要なのである