社会が変わるときこそ、過去や未来から自分を解放しよう♪
Facebook・Ayuka Mizoguchiさん投稿記事
自分の居場所は自分のハートの中にあって、特定の人や場所を見つけなくても大丈夫。あなたのハートは必ずあなたを受け入れる。自分の本質に目覚めよう♪
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【社会が変わるときこそ、過去や未来から自分を解放しよう♪】 より
今年は仕事の分量を5分の1ぐらいにし、まったく新しい人生設計でいこうと思っていた矢先にコロナ騒ぎが始まりました。ある意味、タイミング的には良かったかもしれません。が、世界の変動と自分の人生の転換期が重なると、思考がいつもよりフル回転し始めます。
ということで、思考の観察。というか、ただ眺める。実はこれは私の長年の習慣で非二元や悟りなどほとんど知らなかった頃、ロンドンの本屋さんでまったく知らない人にエックハルト・トーレのThe Power of Nowを薦められたのがきっかけで始まりました。
それまでただ考えているという状態が当たり前だったため、考えていることをいちいち眺めるのは相当な努力が必要でした。しかもかなり地味な作業で、退屈でもあり、思考が大好きな刺激(分かったぞ!そうか!などのワオ!体験)もなく、やる気を維持するのはけっこう大変でした。
しかし、あれから十数年。眺める癖がついたおかげでかなり自分との距離ができ、そのため逆に自分との付き合いもだいぶ良くなりました。そしてつくづく思うのは、私たちは誰も人生を生きておらず、みな自分の思考を生きているだけだなぁと。(思考が現実を作るという話ではありません)
ほとんどの私たちの人生とは、生まれてくる思考に乗っ取られた人生であり、自分の思考ワールドに囚われた人生なんですね。なので、英語では悟りのことをliberation(解放、自由)といったりもするのでしょう。自分の思考から解放され、真の自由を見出す・・・。
また、思考から解放されると、もれなく時間からも解放され、時間がいかに存在しないかもはっきりと見えてくるでしょう。
過去の思い出とか未来への夢、または不安といった思考自体は、“今”現れてくるかもしれません。でもそれらは記憶という形や将来へのイメージとして存在しているだけで、そこに実態はありませんね。
ただ、その過去の思い出に感情がたくさん紐づいていれば、体も反応し、非常に実態感が強くなります。その最たるものがトラウマで、トラウマは私たちを過去に引き戻し、そしてそっちが現実だと強く主張します。
また、私たちが無意識に抱えているたくさんのビリーフ自体が過去の経験による産物です。幼い時に突然母親が自分を置いて去ってしまった経験があれば、“私の存在は無用だ”とか、その人それぞれですが、何らかのビリーフが強烈に出来上がります。
で、私たちはそのビリーフをベースに人生を生き続けるんですね。つまり、過去を生きているということです。
また、未来に関しても先が見えなければ見えないほど、思考は安心安全をどこかに求めます。
“こうしておいたほうが良いかな”、“あれをやっておけば大丈夫かも”、“こうなったら良いな”、“うまく行かなかったらやばいぞ”・・・。
未来への思考はとくに“自分の望む人生を創るミッション”にいそしみやすいので、それはまた“自分の人生をコントロールする”という方向にあっという間に行きやすいです。
しかし、人生なかなか自分の思うようにコントロールできず、そこで悩んだり、苦しんだり。こんなふうに私たちの多くは過去をベースに現在を解釈し、未来へのコントロールを握りしめて生きているものです。
でももし、それらから一切解放されたら? 自分の思考ワールド(=投影)から自分を自由にできたら?
私たちはそこで初めて“生命”、“現実”と出会うのです。自分の思考を生きるのではなく、生命を生きる。これ何も思考を持たないとか、過去や未来を考えないという意味ではまったくありません。思考の幻想性を真に知れば良いんですね。思考は正しくも間違ってもいなく、何も真実を指していないとはっきり見抜けていれば良いんです。
でも未来への考えを信じないといっても、目的や目標って必要じゃない?と思われるかもしれません。例えば、コロナ禍のためにお店の経営が傾いてしまったとして、売り上げを目指すという場合。
もちろん、一見経営を良くするという結果を目指すのですが、でも、私たちがやることは瞬間、瞬間を生きることなんです。経営状態改善という方向性に向けて瞬間、瞬間現れているものに過去や未来を投影せずに、シンプルに対応していく。
湧いてくるアイデア、現れてくるTo Do Lists、過去に戻ったり、先走ったりせず、目の前に現れてくることをシンプルに丁寧に生きて行く。
そのうち、このアイデアどこから湧いてきたの? To Do Listsをこなそうという行動はどこから来たのかな?自分の中?それとも?と深く深く見ていくうちに、そこにはコントロール主(自分)というものはいなくて、生命のエネルギーが生み出していることが見えてくるでしょう。
そしてたぶん、私たちにとって一番平和や幸せに近い場所はここであって、そして変革の中を一番スムースに移行できるのだと思うのです。だから生命の声が聞こえる自分でいたいなぁと思うのです。
とはいえ、何度も思考にはまりながらデコボコに進んでいくのが私たちですね。自分に優しく行きましょう♪