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演劇集団 東京直角街

「少々」とウーバーさん。

2020.10.13 13:51

久々に牛丼チェーン店で牛丼を食べた。


ホール担当の店員さんは、また東南アジア系の女性だった。


彼女に注文をすると、

「少々お待ち下さい」から30秒で牛丼が運ばれてきた。


早い。


「少々」すぎるな。


僕の中での「少々」の許容範囲はもっと長いのだが、こんなにも「少々」とは。


「少々」具合に感嘆していると、

「Uber Eatsでーす」と、50代くらいの女の人が店内に入ってきた。


小柄だが、シャカシャカのジャージ姿で、健康的なオーラを身にまとっている。


運動替わりになるし、自分にうってつけの仕事だと始めたのかな、と思った。


先ほどの店員さんが、厨房に向かってUber Eatsが来たことを告げる。


「ウーバーさんでーす!」


だが、そのイントネーションに少しカタコト感が出たのと、ウ「ー」バ「ー」と伸ばすのが足りなかったことで、完全に店内にいる人には、

「おばさんでーす!」と聞こえた。


少なくとも、僕にはそう聞こえた。


すごくドキドキした。


周りの様子を窺う。


自分だけか?


他の人も、気づいた上で、ポーカーフェイスをきめ込んでいるのか。


肝心の「ウーバーさん」が一番涼しげな顔をしている。


もちろん文脈から言えば「おばさん」なわけはないのだが。


「おばさん」と言ってもバレないか、検証してみたいと思った。


Uber Eatsバイトをしている友人にやってもらおう。


…やってくれないな。


この辺で擱筆。

写真は「何になったんだ…!」