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じゅんじゅんホームページ

おからサラダ

2020.10.11 03:37

一人暮らしだと消費量が少ないので連日のメニューが似通り、栄養素も偏るという話をした。

対策としては、使い切る分だけ購入するか、冷凍するかの二択だ。

元々貧乏性というかお得なものに目がない性分なので、大容量でお買得!だとついつい買ってしまっていた。

最近は衝動買いする前に、果たしてこの量のこの食材を美味しく使い切れるのか?と自問する。


例えば。

たまねぎ6個で150円だと、1つあたり25円とかなりお得な値段である。

今までなら速攻で購入していた。

しかし最近、たまねぎ6個を"本当に美味しく使い切れるのか?"と考える。

この6個のたまねぎを買った先に、

「あー、たまねぎあったな…使っちゃわないと。。。」

とか、

「芽が出てきちゃった。なんか少ししおれてるし。煮物ならいけるかな。。」

みたいな未来はないだろうか?と自分の胸に問いかける。

安いと喜んで手に取ったは良いが、結局持て余して、煩わしいとさえ思ってしまったりしないか。

その結果は、得てして、お得と言えるのだろうか。

そういう考えに至ってからは、必要な分をバラで買うようになった。

勿論底値はリサーチ済みなので安い時に買うが。(さすが私。)

6個入りのたまねぎを150円で買い、あわてて1ヶ月で使い切るか、1個40円の玉ねぎを10日で美味しく戴くか。

トータルの出費で見ても、後者が圧倒的にお得なのだ。

31年生きてきてようやく気付いた。

せっかくの食材は美味しく戴きたいもんね。

何でもかんでも多ければ安ければ良いってものでもないのだ。

でもこれは精神的余裕にも非常に関与していると思う。

データで出されても、話を聞いても、実感を伴わなければ意味がない。浸透しない。

今思うと、6個150円のたまねぎを買うことで、精神の不安定を埋めようとしていたのでは、とさえ思う。

マズローの欲求段階説というのがある。

私はこれが好きである。

非常に理に適っている。

理に適っている、道理の通っているものが好きだ。

先の、たまねぎによる精神の安定とは、心的不安感を一番足元の土台となる衣食住の一つ、食を埋めることで満たされようとする行為の事。

しかし、上段にある心的欠乏を埋めようと下段を過剰に継ぎ足したとて、その穴が埋まる筈がない。

餓死寸前であるならば、上段の欲求を叶える為に足場である下段の食を埋める必要があるが、既に満たされている所へ過剰摂取したならば、どうだろう。

消化し切れず苦しむか。

吐き出すか。

腐らせるか。

たまねぎを無理矢理使い切るのも、些細な出来事だというだけで、同じようなニュアンスだ。

無理をする。不和が生じる。

いずれも健全な状態とは言えない。

よって、この行為は精神的不安による衝動的行為と言える。症状と言っていいと思う。

それは食べ物に限らず、人や、物、場所にも言えることだ。

アルコール中毒や、薬物依存への始まりのひとつだとも思う。

問題は根本にある。

かき集めたところで埋まるはずがないし、理矢理辞めさせたところで、問題の解決にはならない事が多い。

でもその衝動的行為によって、なんとかバランスを保っている人間もいる。

失恋した時のヤケ酒なんかが良い例だ。

完璧な人間などいないのだから、誰しもが、少なからず、色々な手段でどこかでバランスをとっている。

だから間違った事ではない。

ただ、それに気付かないまま振り回されて心身が潰れるようなところまできてしまう人が、一定数いる。

でもそれも間違ってはいない。

ただ、私の知っている人がそうなってしまったら、かなしいとおもう。

大事な誰かが窮地に至ったときに、きちんとした目で見据えられるように、なるべく物事を公平に、冷静に取り込める人間でありたい。

総じてそれらは、私の安寧に繋がる。

ポルノグラフィティの曲にロマンチストエゴイストという曲があるが、エゴイズムから生まれるロマンチックがあってもいいんじゃないかと思う。

英語、わかんないけど。

WIN-WINってやつだ。

多分。

たまねぎの安売りからマズローまで脱線する、それが私。

メニューが鶏胸肉に偏っていたので、植物性たんぱく質を取ろうと思い、スーパーへ。

納豆にしようか、豆腐にしようか。

そこでチョイスしたのが、生おからである。

500g58円(税別)。

なんということでしょう。

早速サラダを作ることに。

こちらのにんじんは3本98円(税別)。

別の八百屋さんで5本100円も見つけたが、先の法則に則りこちらにした。

野菜を買ってきたら50℃のお湯で洗う。

こうすることで表面の細菌が死ぬらしく、日持ちが全然違う。

にんじん半分弱をいちょう切りにする。

水で戻したひじきをざるにあげてにんじんと一緒に皿に入れてラップしてチン。

1分くらいかな。

にんじんが柔らかくなればOK。

この後もう一度レンチンするので少し固くてもOK。

さっきのお皿に生おからを100gくらい入れ、ラップして再びチン。

こちらも1分くらい。

おからがアツアツになっていれば、マヨネーズと塩胡椒を入れて混ぜる。

マヨネーズはお好みで。

調味具合は、ポテトサラダと同じ。

小鉢でおかずに。

とっても美味しいです。

塩揉みしたきゅうりを入れればまさにポテサラ。

私は昔からおから煮が好物だったのですが、馴染みのない方もいることでしょう。

煮物以外にも、ハンバーグや色々使えて栄養たっぷり。

是非一度お試しくださいませ。

人間、身体が資本です。

元気な身体で、Let'sまいにちがEveryday。