横浜は、アートだ。あの時、川俣正に遭遇した。
相変わらず、暇を見つけてはヨコハマを走っています。
あっ、こんにちは。コピーライターの中本タカシです。
横浜の街には、海や絵になる風景がたくさんあります。
そして、赤レンガ倉庫や横浜三塔(神奈川県庁本庁舎・横浜税関・横浜市開港記念会館)
などに代表される歴史的建造物は存在だけで、もはやアートといっても良いでしょう。
関内の海岸通や弁天通、中華街のある山下町にはヴィンテージマンションや
オフィスビル的な建物も多々あって、古いもの好きにはたまらない光景が広がっています。
そんな街でのランニングは、走っているより景色を楽しんでいるという感覚。
あまり肉体的な疲れを感じることなく、心身のリフレッシュに本当に最高です。
(それはお前のさじ加減だろと言われたら仕方ないですが笑)
ある時、いつものように走っていると、
桜木町駅・馬車道駅にほど近い歴史的建造物「旧第一銀行」にて、
何やら変な工事現場みたいなものを発見したのです。
あっ、もしや川俣正ではないのか!?
そう、写真は芸術家・川俣正さんのアート作品。
既存の建物に、材木を張り巡らせる独特な作品づくりをしている方で、
2013年には日本郵船株式会社の元倉庫を改装したBankART Studio NYKにて、
作品を披露していたことがありました。
(ちなみに今は、建物自体が解体されてしまっています。ぴえん。)
その時の写真がコレです。当時、みなとみらいを散策していたら、
なんかめちゃくちゃ面白い建物があると思って、会場まで見に行きました。
今回のランニング中、当時の記憶がフラッシュバックして、
「あっ、もしや川俣正ではないのか!?」のかと思ったのです。
「しかも作品制作中で、さらに川俣正がいるー(即座にググって顔を確認しました)」
川俣正さんは、作品だけでなく、作品の制作過程なんかも撮影して
動画で作品として公開しているのです。
※作品の言葉が多出してまどろっこしくてすいません笑
検索してみたら、ありました。
動画のように作品の制作過程、そしていろいろ指示を出している
川俣さんを見ることができたのはとても貴重な体験でした。
書きながら改めて興奮しています。そして話しかけてみたら良かったと後悔しています笑
後日、完成した作品に見に行ってみた。
それが、この写真です。
私個人の感覚的には、製造過程の不完全な姿の方が面白かったな〜と思いました。
今回の作品は、BankART LifeⅥ「都市への挿入」という展覧会で公開されていて、
会期は10月11日まで。そう、今ブログを書いている今日この日までです。
きっと明日になると解体されると思うのですが、
その様子もまた面白いだろうな〜と想像しています。
個人的に、工事の解体現場とか大好きなんですよね〜(どういう趣味笑)
ランニングがてらに見に行って、何か新たな発見や驚きがあれば追記してみたいと思います。
横浜はアートだ。「わからない」を楽しもう。
今回の出来事は、もう2度と遭遇できないような珍しい体験だったと思います。
ただ、冒頭でも綴ったように、普通にランニングしているだけでも、
たくさんの素晴らしい風景、そしてアートに出会えることもまた、横浜の魅力です。
「アートの楽しみ方って、わからない」なんて声をよく聞きますが、
正直僕も答えられません。
ただ、なんかいいよね的、なんか好きだな的な感覚でいいと思うんです。
※僕の仕事である広告コピーを作る際には、この感覚はNGなのですが。
たまたまインスタに流れてきたヨコハマトリエンナーレの広告にも
こんなことが書かれていました。
うん、これでいいんです。