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うたかた日和

舞台『ハイドクナイフ』観劇

2020.12.05 08:20

MF/ENG提携公演

舞台「ハイドクナイフ」観劇しました。




10/8(木) ソワレを観ました。

武器が客席に飛んだ回ですね。

(わかりやすいけど適切ではない説明)


観てからずいぶん時間が経ってしまいました。

もはや去年みたいなもんです。


とてもよかった半面うまく言葉に出来ずしょうもない感想ばかりが浮かんでしまって。


なので更新する意味を持てなかったんですが、

とりあえず「宮島小百合」と「関谷真由」をただただ褒めたいというモチベだけで今更の公開に踏み切ってます。





先にどうでもいい話をすると。


例のごとく客席は一席空けてなのですが、

端の席でも後方の席は上下でギザギザに空けてるのに対して、

前方の端の席だけはギザギザじゃないんですよね。(伝わらない)



中央は前後で前の人が重ならないように交互だけど、

両端の席は前に人がいるっていう。


考えれば両端の人は舞台を斜めに見るので当たり前なんだけど

きっと実際に座って視覚を見てちゃんと決めていて素晴らしい。


なにも考えずに決めちゃう人がなぜか結構いるのがこの謎の演劇業界。

(どの世界も同じか)



そしてこういう細かいところのクオリティの連鎖が自分のイメージするENG公演でもあり、

一番後ろからこの光景を見て、着席した時点で「こういうことなんだろうなぁ」という

何もわかっていないのに何か深いことを感じているような顔をしながら開演を待ってました。




今回紙でもらうことは出来ないですが、

あのフライヤーに始まり各キャラクターのビジュアル撮影。

グッズなどの質は相変わらず段違いで良い。


そもそもの衣装やキャストのキャラクター性が良いのも前提にありつつ、

演出側の能力とこれを他の舞台とほぼ同じような値段のチケット価格でも実行できるところ。


実際、この辺のクオリティの満足度はノブさん周辺ではいつも常に高い。




そんなこんなで、ネタバレ含めた感想書きますので、

生きていてすみません。ネタバレ最悪ですよね。。


ただ今回はストーリーどうこうよりも浅めにいきたいとは思ってます。











もうシンプルに出演するほとんどのキャストのファンなので、


「わー梅田さんだー!」

「わー淳さんだー!」

「わー図師さんだー!」

「わー蜂巣さんがちゃんとお芝居してるー」


というだけの浅すぎる感想で個人的には充実してしまっているのですが、



ENGに出るメンバーは三谷幸喜ばりに固まってるとこもあるので、

あえて「この人達」と言わせてもらうと、



「この人達のこと好きだなぁ」


と今回もまたあらためて思えました。






元々、高田の淳さん、図師さんが好きで

今回の扱いチケットもどっちにすべきかコリッチの画面を前に、

悩みに悩んでハゲそうだったのですが。

(共演してくれる嬉しさを感じながら)


今回もお二人とも大好きでした。



図師さんはいつものようなふざけた感じ(語弊)はないものの、

きっちり固い役をこなしつつ、要所で「図師にそれを求める会」の会員に対する働きかけもして笑いも奪っていてさすがだった。



淳さんはまぁもう「あの役は淳さんしかいないよな」というくらい

仮面ライダーV3役がハマッてました。


あの人を飄々(ひょうひょう)とさせたら右に出るものはいないわ。





そんで今回、特に印象に残ってるのは、

「宮島小百合」と「関谷真由」。


これまでもうかなりこの2人のお芝居見ているはずだけど今回抜群によかった感覚がある。



2人とも元々ずっと良いイメージはあったし、

関谷さんは月焦ガでもかっこよかったけど、意外と今回みたいなロリータ系の役は記憶にない中で。


俺が観てきた"コレ系"の役やった人の中ではベストかもしれない。


声の可愛さに加えてものすごく聞き取りやすいし、

動作も武器もビジュアルも、完璧と言っても過言ではなかった。


飄々とする中でもしっかりと信念ではないけど、

グラハにいる意味を感じたしMVPをあげたい(誰)。


もっと騒がれていい。とても良かった。

(とりあえず今更ながらTwitterをフォローした)




宮島小百合(さん)は、

いわゆるクエイ×グラハに+した第三の存在として

物語の構成ではよくある3つ目の存在だった警察組織なんだけど

(※猫石計チームがクエイサイドというわけでもないが)


この警察の存在が「3つ目の何かが欲しいがためにとってつけた感」が出ちゃうと、急に物語の、脚本の外に自分が放り出されてしまう大事なところ。


ここをノブさんがおそらく相当信頼しているであろうあの3人で固めたのはなんかわかるし、ちゃんと必要な存在になっていて


終盤の「やはりオマエもクエイだったか」の畳みかけのざっくり感はありつつも、

『計×羅心×警察』の関わり・重なりがとても綺麗で、とても理解がスムーズだった。



これまでも飛び道具的に舞台に彩を加えてきた宮島小百合が、

まさに自分のスペックを振り回してる今回は見ていてとても気持ちが良かったなと。


いうところで、

今回特にいいなと思ったのは、関谷さんと宮島小百合。





わかはさんや警察メンバーの”着替える必要性のない人達”についても、

主要キャラのわかりやすいビジュアルがとても好きでしたね。

(火鏡も計もそうだが)


アニメでよくある他のキャラと全然ビジュアルの本気度が違うキャラ出て来たときに

「あーこいつ絶対仲間になるな」みたいなアレ。


(あーこの人達ぜったいクエイのアレじゃんのやつ)




キャストみんな殺陣もすごくて、SEも合っていて、

斬られ役がちゃんとうまくて、ほんとうに見ていて気持ちが良い。



チヒラモチダに関しては、個人的にはボクラ団義の『飛ば鳥』で初めて見たけど、

あれから何度見たかわからない中で、唯一無二の価値を持ってるキャストの一人。

もしウイイレの移籍市場に16歳で登場したら真っ先に取りたい選手。


殺陣だけではないけど特徴がハッキリとあるのはすごく良いな。

あの人はメンタルめちゃ強いイメージある勝手に。







ストーリーとしては、


自分に自信がなく、人の目を見て話せない体育教師の猫石計が、

いろんな人と出会い、なんやかんやあって、

バッサーっと良い感じになるっていうやつ。

わかりやすい。



人間界でも頂点のイケメン悟朗さんと、

これまた頂点の梅田さんがそういう感じになるのは、

一番スマートなのに物語では意外とあまり見なくて逆に新鮮。




一方で、このご時世のせいで

計のマスクの使い方がイマイチわかりづらく。


最初「飛沫防止のためしゃべっている方じゃないキャストはマスクなの?」「アクションするときは密着するから?」とか思ったが、実際はそんなことなくストーリー上の演出だったり。

(ただ今のご時世にもたぶん絡めているのでさらに少し難しく)


世はまさに新型コロナ時代の幕開けでいくつか思想に邪魔が入ったことも事実で、

そこは少しでも今の状況が変わる事を願うばかり。



ということで超浅い感想ですが、もう去年の話(違う)なのでこの辺で。


そして、まったくネタバレしていないという。



今年の舞台収めは次回の「ほんとうにかくの?」ですが、

久々?の久保田さん脚本でとても楽しみです。


じゃぁの