ポケモンGO「聖地と言わないで」 違法駐車や看板破壊(全文)
ポケモンGO「聖地と言わないで」 違法駐車や看板破壊
仲程雄平2016年7月29日17時10分 朝日新聞デジタル
スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」の「聖地」として愛好者が殺到中の鶴舞(つるま)公園(名古屋市昭和区)周辺で、駐車違反が相次いでいる。園内では立て看板が壊される被害もあり、県警と公園はルールを守るよう呼びかけている。
上空から見ると、ポケモンを捕まえる「モンスターボール」に似ていると話題の噴水塔周辺。28日午後10時過ぎになっても、スマホ片手にゲームを楽しむ若者らでにぎわっていた。
ゲームの国内配信が始まった22日以降、県警には「駐車車両があり通りにくい」などの通報が続く。周辺に駐車場が少なく、公園駐車場は午後9時半に閉鎖するため、それ以降は特に駐車違反が増える。コーンや柵を置き対策をしても、動かして駐車する人もいるという。
28日夜、公園付近の駐車禁止の道路の一部には、約250メートルの間に40台が駐車されていた。愛知県尾張旭市の会社員男性(23)は「ポケモンGOをやりに来た。迷惑なのは分かるけど、みんなが止めているから気にしていない。駐車禁止で取り締まりにあうのは承知のうえです」と話した。
周辺の住民は困っている。自営業男性(69)は「違法駐車で道が狭くなるのですごく危ない。コーンが置かれたことで少しマシになったが、夜中にクラクションが鳴ってうるさいこともある。いい迷惑だ」。主婦(72)は「若者たちが夜中までぎゃーぎゃーとうるさい。『聖地』なんて言わないでほしい」と不満を口にした。
県警は、29日夜から翌日未明にかけて、機動隊なども動員し、公園周辺の違法駐車を一斉に取り締まる。
マナー違反も目立つ。「歩きスマホ」の注意看板を園内に設置したが壊され、ごみを捨てる人も後を絶たない。公園事務所の担当者は「来ていただけるのはうれしいが、マナーを守って楽しんで」と訴えた。(仲程雄平)