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あやふふぁみ

10/13(火)通常営業

2020.10.12 19:22

10/13(火)11:30〜15:00通常営業します。

ここ数日、しっぽりしとしとと雨が降って、そしたらにょきにょきとキノコが出てきました。キノコと言えば「木の子」と書くぐらいなので、鬱蒼とした森がよく似合います。

波照間には森らしい森はなく、海岸林のような木立がある程度なのでそれほどキノコが豊富に生えるわけではありません。そんな中、よく見かけるのがサトウキビのケーキから生えてくるキノコ。

ケーキと言っても、美味しくて甘いケーキじゃありませんよ。サトウキビから黒糖を作る過程で出るいわゆる廃棄物なのです。このケーキを発酵させると素晴らしい堆肥になり、島内で野菜を栽培するときはたいていこの堆肥を使っています。

サトウキビの循環型残滓としては、搾りかすの「バガス」というのがありますが、これは工場のボイラーを稼働する燃料として使われるのがメインの使い道です。(サトウキビの栽培から収穫まではこんな感じ↓)


一方、「ケーキ」はサトウキビの搾り汁から不純物を取り除くために沈殿させた成分でできています。沈殿しなかった搾り汁は煮詰められて黒糖になります。ケーキは、製糖期間中に「工場にトラック◯台分ちょーだい」と注文すると、畑に持ってきてくれます。これを放置しておくと勝手に発酵します。


発酵している時はものすごく臭い匂いがします。その時期には島のあちこちでケーキが発酵する匂いがするので、観光客の方々からすると「うえっ!?何事?!」と思うでしょうが、このケーキが翌シーズンの美味しい島野菜を作ってくれます。畑でできたサトウキビが畑に戻って島野菜に、何気にエコに島内でぐるぐる循環してます。

その翌シーズンに向けて寝かせてあるケーキから、実にたくさんのキノコがポコポコと何ヶ月にも渡って生えてくるんですよね〜。このキノコも食べられたらいいのにな〜。ちなみに大きいものは傘の直径が20センチを超えるぐらいデカくなります。

青空をバックにしたサトウキビのケーキのキノコ。波照間らしい風景の一つかもしれないですね。

さてお知らせです。11月に当店で映画上映会を開催することになりました。石垣島にあった唯一の映画館がコロナ世に閉館したのち「ゆいシネマを守る会」として上映会を継続するべく活動しており、その第2回目として波照間島が選ばれました。

予約または詳細は「ゆいシネマを守る会」のホームページをご覧ください。

上映会は次の2日間行われます

11/6(金)20:00〜21:37 夜上映
11/7(土)13:30〜15:07    昼上映
チケット ¥1000


予定ではこの上映会と同時開催で


☆11/6(金)19:30〜 
島民による島唄ミニライブ開催


☆11/7(土)10:00〜12:00

草木染め体験会(要予約) 定員6名


も計画しています。島民はもちろん他の島からのご参加や、観光客の方のご参加もOKです。また追って詳細をご案内していきたいと思います。


ちなみに上映日の食堂の営業は以下の予定です


11/6(金)11:30〜15:00 通常営業

    夜の上映時間帯はお食事メニューの

    提供はありません

11/7(土)食堂はお休み。イベントのみ。