大学のこれからを考える
TIPSは、活動軸であり、ますます広がっているSDGsやダイバーシティの観点から、東洋大学のキャンパスがこれからどうなっていったらよいかを考え、提案していきます。
誰にでもわかりやすい案内サイン!
11棟の建物から構成される東洋大学の白山キャンパスは、建物ごとに階がずれていたり、建物間がつながっている階とそうでない階があったりと、とても複雑な構造をしており、キャンパスに不慣れな新入生や来訪者、エレベーターでの移動が必要な障害のある学生、日本語が得意ではない留学生などにとって、とても不便が状況です。TIPSでは、SGUである東洋大学のダイバーシティへの対応の観点から、誰にでもわかりやすく、キャンパス全体で統一された案内表示の導入を提案します。
例えば、1号館に面した6号館地下連絡通路の入口にある現在の案内サインでは、多言語対応がなされていないだけでなく、エスカレーターを通して5号館の地下にも行くことができることや、どうすればエレベーターで6号館に行くことができるのかが伝わりません。TIPSが目指すわかりやすい案内サインでは、日本語に加えて英語・中国語・韓国語の4か国語に対応しているだけでなく、エスカレーターを降りると5号館・6号館に、左手に進むと図書館や3号館につながる2号館の入口に、右手に進むと円了ホールや6号館に行くことができるエレベーターが利用できることなどを、建物ごとに異なる色と距離表示を使ってわかりやすく表現しています。
( ↑ 現在の案内サイン例 / ↓ TIPSが目指す案内サインイメージ)
中庭にフードカー!
白山キャンパスの1号館、2号館、3号館、4号館に囲まれた中庭は、喫煙スペースが撤去され、現在は空き空間になっています。TIPSは、中庭空間を活用して、様々な国の料理を扱うフードカーや、宗教に対応した料理を扱うフードカー、ビーガンフードを扱うフードカーなどを誘致し、食からSDGsやダイバーシティを考える機会を創出することを提案します。また、フードカーを活用して学生発のレストランを開いたり、マイボトルでドリンクを買えるスタンドを取り入れるなど、様々な活用ができると考えています。以下は、中庭空間にフードカーを誘致したイメージです。
ペットボトル・フリーキャンパス!
およそ2万人の学生が日々を過ごす白山キャンパスでは、4人に1人が平日に1本ペットボトルを買うだけでも、年間130万本のペットボトルが消費されることになります。TIPSは、連携企業であるボトルト株式会社が提供する、マイボトルでドリンクが買えるプラットフォーム『BOTLTO』を学生食堂に導入して、飲み物を手軽にマイボトルで買うことができるキャンパスをつくり、白山キャンパスをペットボトルを買わない・使わない・捨てない『ペットボトル・フリーキャンパス』にすることを提案します。以下は、TIPSが調査した白山キャンパスで販売されるBOTLTOに対応ができそうなメニューのイメージです。