食う、寝る、遊ぶ。でコロナに負けない体づくり
2020年7月28日放送
M…MC/水田薫アナウンサー
堀…堀江宗巨
M「先生は安佐南区にあります、くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんです。こんにちは」
堀「こんにちは」
M「よろしくお願いします」
堀「よろしくお願いします」
M「変わらずお忙しそうで…」
堀「今月はですね、4月5月の登園自粛期間にご協力いただいた方に保育料の返金をしなくてはいけなくて。その計算を出かける直前までしててですね…」
M「大園長自らしてるんですか」
堀「えぇ、何が何だか、誰がいくらかわけがわからなくなったままこちらに来させていただいて、頭がちょっと変になってます」
M「経営して現場も出て、いろんなことされて、広島市のいろいろな保育事業とかにも携わってらっしゃって、その都度その都度頭切り替えてやってらっしゃるんですね」
堀「おかげで、髪の毛がたくさん抜け始めてですね…頭を使い過ぎてるかなという感じですね(笑)」
M「FMのキャラクターみたいな感じ(笑)」
堀「ありがとうございます(笑)」
M「さて今日の話題なんですけども、ちょっと暑くなってきたので、この暑さとマスクのお話を伺っていきたいと思います…保育園でもマスクを使われますよね」
堀「はい、もう新しい生活様式ということで、マスク着用が標準になってきてますね」
M「ニューノーマルってことですね」
堀「はい。なので大人はですね一生懸命マスクをさせていただいております」
M「子どもたちは2歳まではしなくてもいいみたいな…」
堀「そうです。小児科学会からも2歳未満の子どもはマスクをすると危険だよと通達もありまして、0、1、2歳はマスクしないで過ごして、3歳以上の子どもたちは、子どもによってまちまちなんですね。マスクをしたがる子どももいれば、嫌がる子どももいて、してる子もいればしない子もいるという状況ですね」
M「どっちが多いですか?マスクしたがる子としたがらない子と」
堀「してない子のほうが多いですね」
M「やっぱりそうなんですね」
堀「特に今は、だんだん湿度も高くなって、暑くもなってきてますからなおさらですね」
M「今、子どもたちって布マスクが多いじゃないですか…実際どうですか?」
堀「布のかわいいマスクをしてるお子さんもいれば、標準タイプの白色の布マスクをしている子も多いですね」
M「なるほどね。うちの小学校5年生の娘がマスクで鼻の下がかぶれちゃって、昨日、皮膚科で薬をもらったんですけど…何かマスクに伴うトラブルもあるでしょうね」
堀「ありますね。ずっとかけてると耳も痛くなりますしね…」
M「そうですよね。現場で見ていると、かわいそうだなって思いますか?」
堀「そこまでしなきゃいけないのかなっていう心配もありますし、かと言って何もしないわけにもいかないし、早くこのコロナの状況が収束してほしいと願うばかりですね」
M「いろいろ工夫されていると思いますけど、透明のシールド?マスク?…なんていうのかな?いきなりステーキのシェフの皆さんはずっと前からつけてるやつ(笑)」
堀「たまに回転ずしのすし職人さんなんかも唾が飛ばないように口の周りに透明なプラスチックのフィルムでね…」
M「ちょといいですか、今お持ちになっているんですけど」
堀「どうぞどうぞ」
※包装を開け中のマスクを取り出す
M「マスクと同じように耳に紐を掛けて、あごのところにちょっと支えるような感じでプラスチックの横棒があり、その上に丸い感じの透明なプラスチックのシールド。これ子ども用サイズですか?」
堀「それはですね、スタッフ用に購入させていただいたもので、特に給食の時にですね0歳や1歳のスタッフに付けてもらってるんです」
M「というのは?」
堀「よく噛んで食べましょうね。もぐもぐこんなふうに噛むんだよって。マスクをしてると口の動きがわかりませんから」
M「そうかそうか」
堀「大人の口の動きがわかるように、その時だけこの透明マスクにしてやってみようということで、先月試しにやってみましたらスタッフの反応も良くて、給食の時は今やってます」
M「そうか、マスクをしていると顔の表情が子どもたちにとってわかりづらいんだ」
堀「そうなんですね、特に0歳1歳2歳の小さなお子さまっていうのは、大人の顔を見て怒ってるのかな喜んでるのかな優しいかな、みたいなのを感じてるんですけども、マスクで極端に言うと顔の半分が隠れてしまうわけですね。人の感情というのは目と口に特に出るんですけど。たまに鼻の穴が大きくなったりする人もいますけど(笑)、一番わかりやすいのは目元口元ですよね。でもマスクで口元が隠れてますと、嫌がってるのか怒ってるのか嬉しいのかっていうところが、ちょっとわかりにくくなりますよね…」
M「そうか、特にネガティブな気持ちは口元に表れるというか…そうですよねムッとしたら口元が下がりますし…」
堀「口が尖ってきたりね」
M「そうですね、ほっぺがふくらんだりとかね。そうか口元が見えないと怒ってるとか、悲しいとかそういう感情がすごくわかりにくいということですよね」
堀「そうですね」
M「私、子どもの頃のこと思うと、マスクしてる人はお医者さんか歯医者さんか…みたいな」
堀「もう病院のイメージですよね」
M「そうですよね」
堀「保育園におはようって来て大人がみんなマスクしてると、ここは病院かって感じになりますよね」
M「なりますよね、今一瞬子どもになったつもりで想像したら、おはようってきてみんな白いマスクだと結構怖いかも」
堀「ちょっと怖いですね」
M「ま、いろいろと工夫されてますけども、保育士さんはみんな基本マスクをしてらっしゃる…」
堀「そうです」
M「それもやっぱり暑いでしょうねぇ」
堀「いろんなタイプの保育士さんがいるんですけども、冬でもTシャツ1枚で汗拭くのにタオルが必要な人もいまして…もう気の毒で。ぜーぜーはーはーいいながらマスクしてますから。この間ですね、アマゾンで扇風機を、首からぶら下げて顔に吹き付ける扇風機ですね」
M「はいはい、お友達がやってた。首からぶら下げて角度変えられるんですけど…でしょう(笑)」
堀「えぇ、口元にそよ風がくるんですけど、それを買ってプレゼントをして。今どんなか使ってもらってるんですけどね」
M「そうですか。だから換気はしなくちゃいけない、冷房効かせなくちゃいけない…大変ですよね」
堀「そうなんです。特に今年はですね、エアコンの効きが悪いんですね。まさに今おっしゃっていただいたように、換気をしてますから、窓開けっぱなしでエアコンつけっぱなしで。もうぜんぜんモアモア感っていうのがとれないんですよね」
M「換気は常に窓開いてる状態なんですか?」
堀「そうなんですね」
M「時間区切って今から換気します~ではなくて?」
堀「あのぉ結局ですね、開けたり閉めたりしてると、忘れたりとか、熱中したりしてるとうっかりっていうこともあるので、もう開けっぱなしがいいんじゃないのと開けっぱなしにしてるんです。この間、暑い日がありましたけど、やっぱり閉めようかなみたいな(笑)」
M「そうですよね。行政のガイドライン的には何か決まってるんですか?」
堀「はい、1時間1回換気をしましょうっていうのは呼びかけられてはいるんですね」
M「そうですか」
堀「ただ、やはり一番いいのは、飛沫が空気の流れで外に行くのがいいかなと思っているので、そういう意味では窓は常時開けっぱなしにして外から風が通るような状況が一番いいんじゃないかなとは思うんですけどね」
M「窓のないお部屋とか、パーテーションで区切ってみたいなのがあるかと思うんですけど…どうされてますか?」
堀「一応ですね、子どもが過ごすお部屋は全部窓がありまして…」
M「そうか、良かった。なら安心ですね」
堀「そうですね」
M「お昼寝の時ってどうしてるんですか?」
堀「お昼寝もですね、窓を開けて風が通るような状態で…ちょっとモアモアっとはしてるんですけど、何とか寝てますね」
M「そうですか。暑さ対策、熱中症対策もしなくちゃいけないし、感染予防もしなくちゃいけないしっていう…本当大変だと思います。もうクラスター出したらどうしようっていうのもありますよね」
堀「本当に最悪の事態を考えると、ちょっと暑いくらい、ちょっと不便くらいは我慢しなきゃねっていう感じになってますよね」
M「まだこれから梅雨が明けて本格的に暑くなるんですけど、保育園はお休みなしですから。どうですか今後」
堀「ちょっと想像したくないような。梅雨明けから数か月続きそうなんですけど。基本はですね、食う寝る遊ぶで、しっかり体力をつけて栄養つけて、ゆっくり寝て休養十分で病気にならない、コロナに負けない体づくりということですね」
M「そうですね、基本は食べる寝る遊ぶでしっかり負けない体をつくって過ごすと。堀江さんも乗り切ってください」
堀「はい、頑張ります」
M「くすの木保育園の大園長、堀江宗巨さんでした。ありがとうございました」
堀「ありがとうございます」
(終り)