くにたて式中学勉強法で勉強の仕方を理解しよう。勉強本の読書感想文!
このブログにも度々ご登場いただいている、塾ブログ界の帝王さくら個別の國立先生が新しい本を出版されました。
その名も「くにたて式中学勉強法」。
冠番組ならぬ冠本ですね。ちなみに、前作はこちら。
僭越ながら語らせていただきますと、國立先生は言語化がものすごく上手いんです。なかなか言葉にしづらいことを、さらっと言葉にして、「ああ!それそれ!そういうこと!」と思わせてくれるわけです。そんな方が書く勉強法の本ですから、期待大ですよね。
さぁ、それでは早速中身を拝見していきましょう。先生のブログファンの僕にとっては、毎日更新されるあの膨大で素敵な内容がどう詰め込まれているのか、心から楽しみです。参りましょう。
まず表紙。白とさくら色の装丁が美しい。「点数を驚くほど伸ばすコツ、すべて明かします!」のキャッチコピーが光ります。シンプルだけど、力強いメッセージが散りばめられていて、捲るのが楽しみですね。これはもうお気に入りのコーヒーとか茶菓子とか準備して心して…
早く中身に行けという声がどこからか聞こえてきたので、進めます。
まず第一章は「くにたて式」の根幹について。勉強の大切なことが書かれています。
- 「やる気に頼らず習慣に頼って勉強せよ」
- 「23時までに寝ること」
- 「×を〇にすること」
おお!見事にシンプルで分かりやすい!いや本当どれもすごく大事。あ、あと習慣に関してはこの本もオススメですよ。習慣は小さくして、まずは続けようね。
最近は夜遅く寝る子が増えてきたという記事もどこかで見ました。やっぱり睡眠が大事。これは大人も子どももどう変わりませんね。健康第一です。
詳しい中身については是非本書でご確認ください。
第二章は、日常や長期休みの勉強について書かれています。
気になる勉強時間やタイムスケジュール、予習復習の仕方が具体的に書かれています。前述の通り、「予習復習しましょう!」ではなくて、その内容が誰にでもイメージできるように具体的に書かれているのが本書の魅力です。納得感があります。あの大御所芸人の番組をイメージしたパートもあって、楽しく読ませていただきました。
中身から、「学校の授業を大切にする姿勢」が伝わってきて、「うんうんこれ大事」と深夜の教室で一人で首をブンブン振っていました。肩こり解消にもなります。
第三章は、定期テストへの取り組みについて。
テスト結果って大事ですから、注目度も高い単元でしょう。安心してください、こちらも非常に具体的に書かれています。助かります。
学年順位が高い子の勉強例から、教科の勉強する順番、学校ワークへの取り組み方など、例や図や表なども用いて大変分かりやすく記されています。
「ゴールデンタイム」や「ダークサイド」といった表現の面白みもあって、スラスラ読めます。ここまで具体的に書いてもらうと、考える余地はありません。うん、あとはやるだけですね。
第四章は、教科別の勉強法。
ここはお楽しみゾーン。あえて何も言わないですが、よく僕も生徒に伝える「モモタロウ戦法」の記述もあるので、探してみてくださいね。
第五章は、部活との両立です。
現代の中学生は忙しいです。特に今年はいろいろな都合でもうずっとバタバタしていますよね。でもだからこそ、時間の大切さや日々のコツコツの大事さに気付けるタイミングなのかもしれません。
多くの進学校と呼ばれる高校では「文武両道」が多く叫ばれています。忙しい中でもパフォーマンスを落とさず学び続けるにはどうしたらいいのか、ぜひこの本からヒントをもらってください。
個人的には、大幅カットされたという「悪い塾の見つけ方」が気になります。カット部分に関しては、巻末のQRコードから飛べる裏ページがあるので、そちらで確認しましょう。
最後の章である第六章は、入試への勉強がテーマ。
「中3の0学期」というパワーワードが光ります。いつに何をやればいいのかという具体的な指示は助かりますよね。
さて、ここまで一気に内容を見てきました。さすがの分かりやすさと具体性。これで、「何をやればいいかわかんない」という子は絶滅できるでしょう。
そして、これはもちろん当たり前の話ですが、大事なことは、これを読んだあなたが実践をするということです。
これは、努力するための本。
いきなりは書いてある通りにできないかもしれないけれど、やればちょっとずつ上手になるからね。先生がこんな風に分かりやすくて具体的で素晴らしい本を作れたのもきっと、毎日ブログを書いているからだと思うのです。
結局、コツコツ歩んだ者が強い。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
読んだその日から始めましょう。あなたの努力を。