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映像制作ZOOMY VIDEO

ありのままを写すために

2016.07.31 12:48

こんにちは、ZOOMYです!


先日、メルマガ読者さんからご質問をいただきました。
嬉しいですね^^
今日はその回答をブログでもシェアしようと思います!



Q1:
撮影の打ち合わせで大切なこととかありますか?


A:
打ち合わせには2種類あります。
撮影の準備段階での打ち合わせと、撮影当日の打ち合わせです。
どちらの打ち合わせでも、僕が一番重視しているのは、
「被写体との信頼関係作り」です。
撮影って、カメラマンと被写体との距離が如実に出るのです。
それはもう、恐ろしいほどに。
被写体への遠慮があると、途端につまらない画になります。
一方で、あまりに被写体のプライベートゾーンに踏み込むと、
相手に不快な思いをさせてしまいます。
撮影前に被写体との人間関係ができていれば、
そういったリスクを減らすことができます。
しかし、相手が人見知りなお子さんの場合、
こちらから人間関係を作るのはとても困難です。
そこで、事前に僕のことを知ってもらい、
慣れてもらうために「自己紹介ビデオ」を作りました。
このビデオを作ってから、子供に泣かれることは一切ありません^^


↓↓こんなのです



Q2:
メッセージを事前に打ち合わせとかで聞いて演出を考えるのですか?


A:
「何をテーマに撮るか」は事前にお聞きします。
子供の七五三を撮ってほしい、
おばあちゃんと子供のふれあいを撮ってほしい、みたいに。
具体的なメッセージまでは事前に聞きません。
撮影当日の楽しみにとってあります。
それは僕のためであり、被写体のためでもあります。
ドキュメンタリーカメラマンが、撮影中、一番乗っている状態というのは、
「この被写体は今何を考えているのだろう?」
と想像している時です。
そんな時は、知的に非常に活性化されているので、
「これだ!」という構図や質問を見つけやすくなります。
逆に、事前に何を撮るかが決まっていると、
視野が狭くなり、いい画を発見することが難しくなります。
被写体にとっては、
事前に決められたメッセージを話すことほど難しいことはありません。
テレビ取材をこれまで何十回も受けたことがある人なら平気かもしれませんが、
そんな人は稀です。
そこで、僕はインタビューの時、必ずアドリブで話すようにしています。
アドリブで質問し、相手の答えに、さらにアドリブで質問します。
そうするのが、一番インタビューが盛り上がって面白くなるからです。
とりとめのないインタビューになっても、編集力があればカバーできます。
テレビの取材が台本ありきなのは、編集力がないと告白しているようなものです。
筋書きのないドラマというのがドキュメンタリーの醍醐味だと、僕は思います。




Q3:
ドキュメンタリーを撮影するときに
被写体になる人の魅力を引き出すために何か助言とか演出などするのですか?


A:
僕は、ありのままの現実こそが一番美しいと考えています。
現実をいかに魅力的に撮影するかが、
ドキュメンタリーカメラマンの腕の見せ所なのです。
そのため、被写体にああしろこうしろと言うことはほとんどありません。
あるとすれば、状況設定をアドバイスすることでしょうか。
例えば、公園で遊ぶ親子を撮影するとします。
同じ遊具ばかりで遊んでも、映像的に面白くありません。
そこで、「じゃあ次はサッカーをしましょうか」なんて提案をします。
あとは、小さなお子さんの機嫌が悪くなった時のために、
音が鳴るブタさんのおもちゃを持って行きます。
このブタさんは優秀で、たいていの子は笑顔になります。
これも演出といえば演出でしょうか^^




Kさん、ご質問ありがとうございました。
このように、ご質問はいつでも受け付けています!!!
メールアドレス:info@zoomy-video.com


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PS.
今日、杉並区では虹が出ました!
息子は初めての虹を見て「ジ〜!」と言って興奮していました。
昨日は隅田川花火大会の中継を見て大興奮。
毎日が新鮮なようで、親も子供にいろいろ気づかされています。