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石切職人の話

2016.08.01 03:09

こんにちは、ZOOMYです!


人に勧められた本を読んでいて、ある寓話を見つけました。
とても深い内容だったので、ご紹介しようと思います!




『石切職人の話』


ある日、旅人が道を歩いていると、
ひどく疲れた様子の石切職人がいた。
「何をしているのですか?」
と旅人は尋ねた。
石切職人が不機嫌そうに答えた。
「見ればわかるだろう。石を切り出しているんだ。生活のためだから仕方ない」


旅人はまた歩き始めた。
今度は、元気に働いている石切職人と出会った。
「何をしているのですか?」
と旅人は尋ねた。
「教会を造るために石を切り出しているんです」
と石切職人は答えた。


その先を歩いて行くと、
今度は顔を輝かせて働いている石切職人がいた。
「何をしているのですか?」
と尋ねると、彼は答えた。
「教会の石を切り出しているんです。みんなが心安らかでいられるように」




いかがだったでしょうか?
これは、仕事の意味とやりがいについての寓話です。
この話を読んで、僕は気づいたことがあります。


僕はビデオグラファーとして、撮影や編集をしています。
それがただ生活のためだったら、
最初の石切職人のように不機嫌そうにしているでしょう。
撮影・編集って、
一般に思われている何倍以上もの労力がかかっていますから。
作業だけを考えると、結構辛いものがあります。


しかし、僕が今、
3番目の石切職人のように
顔を輝かせながら働いているのはなぜでしょうか?
もし寓話のように、
「何をしているんですか?」
と聞かれたら、僕はこう答えます。


「ご家族のドキュメンタリーを撮っているんです。みんなが心安らかでいられるように」


僕が仕事にやりがいを感じているのは、
ただ撮影・編集が楽しいからではありません。
作品を残すことによって、
あなたの心に平穏と安らぎを与えられるからです。
この寓話を読んで、僕はそれに気づきました。


どんな職業にも応用可能な概念ですので、
あなたもご自分に当てはめて考えてみてください!
もし、今の仕事をつまらないと思っているなら、
解決の糸口が見つかるかもしれません。



PS.
ご紹介した本の著者は犬飼ターボさん。
タイトルは『仕事は輝く』です。
とても読みやすく、示唆に富んでいました。
僕は一人の著者の本をとことん読むタイプなので、
しばらくこの人の本にはまりそうです^^