違和感

メイクの講師としての仕事は、大変楽しい日々でした。

カルチャーセンターでの講師だけでなく、地方での講習会にも、アシスタントとして参加させてもらいました。

リハビリメイクの現場にも行かせてもらいました。

顔に白斑やカンパン、あざや傷のある方が、普通に生活できるように、カモフラージュメイクをするというものです。

病院での施術も見ることがありました。

それが、百貨店にコスメの店舗をもってから、方向が変わっていきました。

売上重視になり、お客様の心に寄り添うというよりも、売ってなんぼみたいな雰囲気に、とても違和感を覚えました。

確か、以前はメイク道具は何でもいいと言っていたはず。

メイクの方法は、教えてできるようになったら何度も習いには来ません。道具を売らなければ儲からないのでしょう。

方針が変わってしまったこと、私の尊敬するNo.2の先生がお辞めになったこと。

私も会社を辞めようと決めました。

　～　つづく　～