九月の“不正引き出し相談”件数が平均の四倍に｜弁護士保険『ミカタ』『事業者のミカタ』

【ビジネス報道】　令和二年十月十五日に弁護士保険『ミカタ』を運営するプリベント少額短期保険（代取：花岡裕之）は、保険相談ダイヤルへのキャッシュレス関連トラブルの相談が九月末時点で前年比で一．六倍になった事を発表した。不正引き出し関連のニュースが相次いだ九月は、一月から八月平均の四倍も相談があった。

平成二十五年に同保険は、単独型弁護士保険として販売を開始。保険加入していれば、被害に遭った場合に「弁護士直通ダイヤル」で相談。月額保険料は二千九百八十円。保険相談ダイヤルへの電話で「弁護士紹介サービス」を利用できる。着手金や報酬金の実費相当額、又は一部を補償するもの。この一部とは、着手金から五万円を引いた七割、手数料の七割を補償。但し、同社の基準範囲が上限。併せて、月額六百三十円のオプション「一般事件免責金額ゼロ特約」で着手金から五万円は差し引かない。

　九月より中小企業・個人事業主・フリーランス等の事業上のトラブルをカバーする弁護士保険『事業者のミカタ』も販売。中小・零細には困った時に相談できる弁護士がいる企業は一割強しかないとの見立て。例えば、従業員の退職時のトラブル・取引先の代金未払い、ソーシャル メディアでの炎上等で「相手に要求する場合・相手から要求される場合」の両方が保険金支払いの対象。

保険加入で以下の五つの特典・付帯サービスがある。

1. 弁護士直通ダイヤル；一般的な法制度上のアドバイスを無料で弁護士に初期相談
2. 弁護士紹介サービス；保険金支払い対象となる方が弁護士紹介を希望される場合に、日弁連を通じて日本全国各地の弁護士を無料で紹介
3. 税務相談ダイヤル；24時間365日無料で確定申告・法人税・相続税・贈与税等の税金に関する様々な相談が可
4. リーガル チェック サービス；契約書・契約内容の相談や内容証明郵便等の対応を弁護士に無料相談
5. モンスタ クレーマ対策ダイヤル；顧客や取引先等から不当な要求や悪質なクレームを受けた際に弁護士に無料相談

標準プランは、ライト月払い（顧問弁護士無し）で七千円から。法律相談の保険金上限額は十万円／年。弁護士費用の保険金上限額は百万円／年。

画像：プリベント少額短期保険㈱