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幸福な職場に共通するシンプルな原則

2020.10.16 05:58

こんにちは。

キャリアコンサルタントの横山遼です。


前回は「本当に人を大事にする組織」についてお話しました。




働き方(衛生要因)を良くするだけでなく、働きがい(動機づけ要因)も改善する必要があるというお話でした。


では働きがいとはなんでしょうか。

どんな要素を満たすと人は働きがいを感じるのでしょうか。


人間の価値観はそれぞれ異なります。

同じような地域、文化圏、コミュニティで生まれ育ったとしても、人は必ず異なる価値観を持って生きています。


そのため、仕事に求めるものも当然それぞれに異なるものです。


「仕事は給与を得るためだけのもの」という価値観で生きている人と、「仕事を通して自己を成長させたい」と思う人では見ている世界が異なります。


価値観というのは異なるのが普通で、どちらが正しいとか間違えているとかいう話ではありません


私とあなたは違う人間であるというこの世界の基本ルールの一つに過ぎないのです。


話を戻しましょう。

働きがいもそれぞれに異なるのなら、全員の働きがいを満たすのは難しいのでは…

と思いますよね。


そのとおりです。


全員(経営者自身も含めて)の価値観を100%理解して、それを同時に全て満たすことは不可能です。


例えば「挑戦と変化の激しさ」を良しとする経営者に対して、「安定的な日常」を重んじる社員が多数いたとすれば、これを同時に満たすことは難しいですよね。


こんちくしょう、じゃあどうすればいいんだ!


と思うかもしれません。


大丈夫です。

安心してください。


ここで本日のタイトル「幸福な職場に共通するシンプル原則」の登場です。


この原則を満たしてあげれば、価値観の異なる人々が協働・共創することができます。


さらにこの原則は、業種や業界、事業規模や国籍に関わらず使用することができるパワフルで心強い奴です。頼もしいじゃあないですか。


この世界の基本ルールの一つが、私とあなたは違う人間である、ということは先程述べたとおりです。


なので、人が違えば価値観もそれぞれに異なるのでしたね。


ところが、この世界の基本ルールには、私とあなたは同じ人間であるというのもあるんです。


何を言っているんだ、と思いますよね。

自分で書いていて思いました。錯乱したのかなって。


でもこの一見ややこしいルールを把握すると、幸福な職場作りがグッと身近なものに感じられます。


それだけではなく、対人関係やコミュニケーションの問題の解決にも繋がります。


どういうことか。


つまりこれは、


私とあなたは違う人間なのだけれど、人間という(ジャンル)は共通ですよね。


という意味です。


それぞれは別々の人間で、価値観や考え方や感じ方、物事の見方もバラバラですが、人間として共通に備わっているモノは確かにあるということです。


つまり、人であるが故に持っている共通の感覚、これらをきちんと満たしてあげること。

これこそが幸福な職場作り、働きがいの改善のベースになる考え方なのです。



業種や業界、事業規模や国籍に関わらず使用することができる意味が、おわかりでしょうか。


人間であれば共通に持ち合わせている感覚をベースとすれば、業種や業界など全く問題にはなりません。


では、その共通の感覚とは何なのか。


特に【働きがい】ということにフォーカスすると、以下の6つにまとめられます。


1. 承認

2. 繋がり

3. 目的

4. 漸進

5. 自由

6. 貢献


この6つがきちんと満たされていることが、働きがいを決める重要な要素になります。


それぞれの詳しい内容については、また次回。

お楽しみに。


それでは本日はこのへんで。

みなさま幸福な週末を。