山梨 ルミエール 光 カベルネソーヴィニヨン '16
2020.10.16 10:06
山梨県のワイナリー、ルミエールのワインです。
外観は澄んで輝いていますがやや落ち着いた印象です。紫がかったルビー色をしており、やや明るい色調です。
粘性はやや強く若い状態を抜けた印象を受けます。
香りはしっかりと感じられ、ブラックベリーやプラム、乾燥イチジクのような香りに加え、スミレやシダ、タバコ、黒コショウ、の香りがあります。上品な香りがありせっけんのような華やかさも感じられます。木樽のニュアンスと思われるヴァニラの香りが仄かに感じられます。
アタックはやや強く、甘みはまろやか、優しい酸、タンニンはそこまで強くなく、流れるような味わいです。余韻はやや長めです。
品種はカベルネソーヴィニヨン100%ですが、タンニンが控えめで優しく上品な印象でした。
これが醤油系のお料理やお菓子にピッタリ。お互いの持つ酸味が和らぎ旨味が引き出されます。海苔の巻いたおかきはとても美味しかったです。
醤油ダレで頂く巻き寿司やお寿司のウナギや穴子、また根菜の煮物なども合いそうです。
カベルネソーヴィニヨンといえばがっつりお肉と合わせるイメージがありますが、日本の食卓にはなかなかは出ないもの。
より毎日の食事に寄り添うワインだと感じました。