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八丁堀のオッサン

菅新首相はアンソニーで終わるか

2020.10.17 12:06


 1955年、英国のチャーチル首相は80歳という高齢を理由に辞任します。

 その前夜、晩さん会を終えると正装のままベッドに腰掛け、秘書官にこう語ったといいます。

「アンソニーには務まらないと思うよ」

 アンソニーとは後継首相となるアンソニー・イーデンのことです。

 チャーチル首相は、辞める前夜にもそんなことを考えていたというのです。たぶん、あくなき権力欲があったし、己への絶対的な自信もあったのでしょう。

 後を継いだイーデン首相は、約2年で退陣しています。 

 先日、安倍首相が官邸を去りました。

 安倍首相は、良い面でも悪い面でも存在感がありました。支持しない者には独善的に見えた荒っぽい政治手法も、支持する者にとっては指導力や頼もしさとして映っていたはずです。

 世間の好き嫌いは分かれていましたが、少なくとも何をしようとしているのかわかりやすい首相でした。

 跡を継いだ菅新首相は、指導力と発言力が〝未知数〟です。組閣名簿を見ると、「安倍首相抜きの安倍政権」といった印象です。

 無難な組閣ですが、それで乗り切れるほど甘い時代ではないはずです。菅新首相に首相の任が務まらないとは言いませんが、国民の利となる成果を急ぐ必要があるでしょう。