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寫眞徒然

秋霖

2020.10.18 13:26

雨予報が当たった一日。


窓からの光は弱い。

気温が下がって

布団から出たくなくて

起き出したのは昼頃。


面倒なので、冷凍炒飯を食べる。


そこから、なんだかんだと時間が経ち

ふらりと外に出る。

雨に濡れると

途端に色気が出るアスファルト。


夜が近付くにつれて、色気が増していく。

そして、期待も増していく。

都会の輝く夜はここには無い。


ただ静かに更けていき

時折、思い出したかのように

車が道を照らすだけ。


通り過ぎていく眩しい光に

何かを重ねようとして

それが鮮烈な記憶なのか、

果たせなかった夢なのか、

そのどちらでもない何かなのか、

決めかねてしまった。


ただ、思うのは、

切なさに繋がっているという確信。


冷たい雨に似合うのは、そんなモノ。