お子様と向き合う時
子供と向き合う時
彼らは
大人の私達が
真剣に
怖がることなく
向き合っているか
彼らを
いかに
信頼しているかを
常に
見ようと
感じようとしています
対との間に在る
同じような
信頼を
そこに見ようとしています
あなたの持つ
エゴによる
判断や
言葉
周りを気にして
発せられる言葉などを
彼らは
潜在意識で感じ取ります
無意識に
本気か
本気でないか
純粋か
純粋でないか
その想いを判別しています
これは
私の昔の話です
高校生になると
三者面談がありますが
私は
一人で
一度だけ
行ったことがあります
先生は
お前
どうするんだ
と聞きました
先生に聞かれても
未来なんて無いと
思う私には
答えようがなく
ただ
校庭を走る学生を見て
何処か
遠くに行きたい
そう言いました
遠くって
何処だ
外国
誰も知らないとこ
その会話は
私の中では
ただ
口に
したもの
聞いている人なんていない
責任の無い言葉
そう思っていながらの
言葉でした
先生は
そうか
そう一言
言いました
それから
二週間くらい過ぎて
先生に呼ばれました
先生は
私に
ポンと
小さめの縦に長い
パンフレットを
2、3枚手渡しました
これ見てみろ
安くいける
プログラムだ
試験に受かれば行けるぞ
見てみると
海外留学のパンフレットでした
私は
驚いてしまいました
胸がどきどきしたのを覚えています
この人
私の言った
あんな
言葉を
信じたんだ
私には
今まで
こんなことなかったので
衝撃的でした
それから
私は
勉強をしました
アルバイトをして
お金を準備しました
留学が決まりました
でも
この留学は
親のためじゃ無い
私のためでも無い
私の発した
無い言葉に等しいものを
信じ
私に寄り添ってくれた
先生に
応えたかったため
この人だけは
私を信じてくれた
私は
知らない土地に行きました
私の初めて行った
外国と呼ばれる場所は
空は果てしなく
広い
そんな所でした
子供って
そういうものなのだと
思います
向き合う時
は寄り添う時
寄り添う時は
信頼を基に
未来は
一つの寄り添いで
変わるのです
無い道が出来る
無いと思っていた未来が
ちょっとだけ
見えるようになる
子供の未来は
寄り添い方と
その子を真に
信頼しているのか
その
思いで変わるのだと思います
大人のあなたから
放たれる
たった一言で
未来が見えます
あなたの小さな行動から
彼らの
未来が
彼らの前へと
現れてきます
それは
親子であっても
他人であっても
変わりません
不安や疑いを
含ませない
言葉を歩かせ
寄り添っていく
この子は
私の子供であるけど
私と同じでは無いと
あなたの感情と
彼らの感情を
混同させることなく
見守るように
寄り添ってあげて下さい
彼らの
出来ないことから
見えない未来を
見つけ出そうと
語らい合うのではなく
今居る彼らに
信頼を置き
触れられるものを
共に
触れられる様にし
一緒に
未来を見て下さい
彼らを信頼することは
自身を
信頼することです
今でも
先生との
やりとりは続いています
いつかは
お互い
歳とったなあ
と笑いました
こうやって
この場で
先生のお話が出来る事
とても
嬉しく感じています