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貴様ら、な・め・る・な・ヨ!シロウトの捨て身のやり返しには無謀さがあふれる。恐ろしい復讐劇は止まることを知らない。スペイン映画「静かなる復讐」で気分はスカッと‼

2020.10.29 03:00

スペインのアカデミー賞、ゴヤ賞作品賞、他、25の映画賞を獲得した傑作スリラー。


監督はゴヤ賞に5度ノミネートされ、助演男優賞受賞されるなどの経歴を持つ名優ラウール・アレバロが脚本も手掛け、製作費の資金集めに長い年月を費やし、「どうしても描きたかった作品」と語る、"静かなる男"の壮絶な復讐劇は完成した。


初監督作品ではあったが、同じくゴヤ賞の常連とも言える名優アントニオ・デ・ラ・トーレを始めとする実力派俳優らが集まって、それぞれに"闇"を抱えたキャラクターを、素晴らしい緊迫感をもって演じ切っているのが、映画の凄さだ。


この映画は一人の殺人に関しては全くのシロウトが、愛する者を失って執念で復讐を成し遂げる。


壮絶な"やり返し"が怖いほどに描かれている。

妊娠中の愛する妻が、真昼間の宝石店に押し入った強盗達と居合わせたために、めっためったになじられ、ピストルで撃たれる。


宝石店の経営者の父も植物人間になってしまう。

夫の怒りが怖ろしい復讐劇を起こしていく。

善人のやり返す"こんちきゅしょう"が、大衆のレベルで成し遂げられるところが、共感を呼ぶ。


「キサマラ、ナメルナヨ‼」の世界が、貴方の日頃のウップンを晴らしてくれる。


政治的なテロ事件の復讐劇は、プロの殺し屋の世界として遠い世界の存在として成り立つ。

が、シロウトの復讐の異様さは、正当性はあると思うが、おぞましくもあり、が、人を殺す動機とも成り得る。法の届かない人間らしい世界もある。


映画には日本人には不可解なシーンもあるだろうが、これがスペイン映画やヨーロッパ映画の"異文化"と考えて、スーっと観ていこう。

それにしても、"復讐したい奴"が誰の心にも住

んでいるはずだ。


それをトラウマというか⁉

すべてを受け入れることが人間には出来るのか?

PTSDの世界は成ったものにしか解からない

恐ろしさがある。


そう、貴様ら、ナメンナヨ‼なのだ。

それにしても主人公と絡むいい女優(女性)に

ドキッ。


映画「静かなる復讐」

(2016年・スペイン作品)

監督/ラウール・アレバロ

出演/アントニオ・デ・ラ・トーレ、

ルース・ディアス、マノロ・ソロ/他