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じゅんじゅんホームページ

がんばらないという選択。

2020.10.18 05:53

※画像は↓

[▲残り物の野菜で作ったチキンカレー。サラダはちりめんじゃこをドレッシング代わりに。

自炊限定だが、カレーとグラタンには醤油をちょこっと掛けて食べる。幼少期からの大山家の風習。

ラーメンで言う所のカラメ増しという感じ。意外と美味しい。]



ライブのあとは、しばらくスイッチがオフになる。

次の日までだったり、数日だったり。

余韻に浸っているのか、充電切れなのか、単なる二日酔いなのか謎だが、心此処に在らずみたいな状態になる。

自主企画の後だと1週間くらい脳が停止する。


もともと告知とかSNSとかすごく苦手だから、ライブ終わってその日に「ありがとうございました!」と投稿できる方、本当に本当に尊敬する。

嬉しいよね。

私もライブ観に行った側だったら、嬉しいもん。

毎回「はよ更新しなきゃ更新しなきゃ」と慌てふためく。

それでも文章を考えているうちに時間がたくさん過ぎてしまい、

「駄目だ…こんなの投稿しても、もう何の鮮度も残っちゃいない…日付超えちゃったし…私は駄目だ…駄目駄目人間だ…」

と過度に絶望する。

ありがとうございました!だけ投稿すれば良いのだが、そこで今度は、私なりのこだわりというものが突っかかってくる。

Twitterに投稿出来ずに下書きしたままの文章は、100件以上ある。

もはや下書きを開くとフリーズする。

スグ人に返信が出来ないのも、この所為である。

「あの人から連絡戴いたけど、先に届いたのから順番に返さなくちゃ失礼だ。」

「相手に無礼な言い回しはないだろうか。」

「ます。です。だと、冷たい感じになっちゃうな。」

「挨拶代わりの一文があってもいいかもしれない。」

「絵文字も、ちゃんと意味を絡めて可愛く散らしたい。」

「Twitterの投稿は150文字ピッタリで写メは絶対デコってなきゃイヤ。」

などなど、考え始めるとキリがない。

そして時は無常に過ぎてゆく。

遅れる返信。

完成しない文章。

自己嫌悪スパイラル。

以前つはるに話したら「じゅんじゅんさん、考え過ぎですよぉ」と言われた程である。

[▲銀座。年末閉院に伴い、残り少ない通院。お散歩がてら歩行者天国をぶらついた。昨日の天気予報に反して、秋晴れ。]


最近は、きちんと割り切るようにした。

まずは完璧主義を切り崩そう。

自分のできる範囲で、ひとつずつ、できることからやっていこう。

焦りを感じるときは、投げ出さずに一呼吸置いて、"何にせっつかれているのか"明確にしよう。

その"何か"が「みんなそうだから」など不特定の他者へのものや、世間体であった場合には、その執着を捨てよう。

私は私、あの人はあの人。

自分の力量に見合わない欲が根底に隠れているなら、いつか来るその日までそっとしまっておいて、今やれることを、ほどほどに、一生懸命やろう。

不恰好でも、それが私に出来る、今の精一杯だ。

[▲銀座の歩行者天国にて。マリーゴールドかな。白粉花が咲いているのも見かけた。秋に咲くお花もたくさんあるのだな。」


SNSの話に戻るが、LINEなどの既読表示機能が浸透してから、返信遅い問題は顕著になった気がする。

私のような、ネットの返事こわいこわい民にとって、返信への催促は恐怖以外の何者でも無い。

早く返さないといい顔をされない方には、いつも以上に緊張して返信する。

慌てて送り終えた文面を見て、ああこの言い方はよくなかったんじゃないだろうか等とうじうじ凹む。

そんな不毛な堂々巡りを続けていた。

ある時、密蔵院というお寺の和尚さん、名取芳彦氏の著書の中に、

「あちらの勝手で連絡してきて返事を早くよこせというのはなんとも勝手な話だ」

というような事が書かれていた。

た、たしかに…。

その文章を読んでから、返信が遅いと耐えられない人とは距離を置くようにしてみた。

これが驚くほど効果的だった。

相容れない部分を、無理をして擦り合わせる事はない。

お互いの和平の為に、適度な距離が必要な場合もある。

返信が遅いって怒られる!と言いながら背伸びをして、あちら様の心労をも招いたのは、私の方だったのだ。

身の丈に合わないことは、するもんじゃない。


そして、自己肯定感が非常に低く、謙譲の精神が染み付いている私には、名取氏の「あちらの勝手で連絡してきて」という言葉が、目から鱗だった。

対等という概念がそもそも無かった。

相手云々の前に、まずは自分個人の中にも、きちんと人権をもたせてあげようと思った。

先に述べた通り、過大でも過少でもなく、自分の身の丈をきちんと分かっていれば、憤慨したり怯えたりして大きく判断を見誤る事はない訳で。

自信満々とまでいかなくとも、せめて自分自身を卑下する思考は辞めにようと思った。

人に褒められたら、申し訳ない気持ちじゃなくて、嬉しい気持ちを持とうと思った。

あとは、ゴミ出し出来たとか、美味しいごはんを作れたとか、そういう小さいことでも、

「よくやった私。さすが私。」

と口に出す癖をつけている。

小さいけど、今の私に出来る事。

すごく違う話みたいに聞こえるかもしれないけれど、私にとっては、全部が繋がっている。

車道を堂々と歩くのは、なんだか心地が良かった日曜のお昼。





10月29日(木)高円寺無力無善寺

「じゅんじゅんワンマンライブ」

開場18:00 開演18:30

1000円1ドリンク付

持ち曲全部やっちゃうよ!ライブ後スナックじゅんじゅん開店★

数量限定‼︎Freeローストポーク有〼*おつまみ持ち込み大歓迎☆呑みに来るだけでも大歓迎♪♪♪